現役リトミック講師が教える誰も知らない本当のリトミックの効果
リトミックは乳幼児から通える習い事として人気が高いですよね!皇室の愛子さまがリトミック教室にお通いになっていたエピソードや、映画「窓際のトットちゃん」でも有名な黒柳徹子さんが習っていたことでも有名になりました。しかし、リトミックの本当の効果を知らずに「音楽に合わせて踊っているだけでしょ」などと思っている方も多いのでは?そこで、現役リトミック講師が誰も語っていないリトミックの本当の効果についてご紹介します。本当の効果を知ったらいかにリトミックが有意義なものかがわかると思います。
リトミックってなに?
リトミックってよく聞きますが、本当の内容を的確に知っている方は少ない気がします。
歴史や、本当のリトミックをお伝えしますね。
リトミックの歴史
今から100年以上前、スイスの音楽教育家・作曲家、「エミール・ジャック=ダルクローズ」によって創案された音楽教育法です。
本当のリトミックとは
ピアノや楽器の生演奏を使用しないリトミックや、C D音源を使うリトミックなどを見かけたりしますが、ダルクローズが提唱したリトミックは「生演奏」が大前提です。
リトミックはどこで習えるの?
大手音楽教室や、個人ピアノ教室、幼児教室などでもリトミックレッスンを展開しているようです。ポイントは、上記の「生演奏」でダルクローズリトミックを教えてもらえるか、どうかです。
リトミックを習っていた芸能人
上記で述べたように、皇室の愛子さま、黒柳徹子さんは有名です。童謡赤とんぼで有名な山田耕作。上戸彩さん、また芸人の横澤直子さんはリトミックに憧れ、資格までとったようです。
本当のリトミックを知って上で、理解すると効果に納得すると思います。芸能人のような多彩な方々、皇族でも取り入れている教育法とは驚きですね。
リトミックの本当の効果
体で表現します。表現はスペースを使い、時間の経過とエネルギーを感じます。これを繰り返し表現することで音楽を体の芯から理解することになります。
リトミックはエネルギー
音楽は音階やリズムが集まりつくられるエネルギーの集まりです。それをリトミックでは体で表現します。表現はスペースを使い、時間の経過とエネルギーを感じます。これを繰り返し表現することで音楽を体の芯から理解することになります。
全てに意味がある
子供向けの絵本でも、ストーリーのないお話や訳のわからない絵だけが書いてあり、「どこがおもしろいの??」というのに、子供はすごく楽しそうに笑っていたりして、 何度も読んで(みて)いることもよくあります。
それだけ、子供たちのもっている感性は、理屈(特に大人の持っているもの)ではいえないものがたくさんあります。
限りない感性を養える
人間であれば感性は誰でもあります。感性には「人の気持ちを感じる力」、「芸術性」、「流行を感じる力」、「インスピレーション」などがありますね。では、感性を磨くには、一体、どうすれば良いのでしょうか?それは、色々な音楽を聴いたり、物や風景を見たり、食べ物を食べたり、様々な経験の中で心と体が感じ取った事で育ちます。見たり聴いたり味わったりした思いをただ素通りしてしまうのではなく、出来るだけ感じて表現する、感じたことを表現することで心と体を統一させていく、感性を磨くにはとても大切な事です。
ニュアンスを感じる能力が格段に上がる
人は音やリズムによって何らかの反応を起こします。楽しい音楽は明るい気持ち、穏やかな音楽は癒しの気持ち、暗い音楽は寂しく沈んだ気持ちにさせます。
そして感じたことを心の中だけにとどめず身体で表現することで、喜怒哀楽とはこういうものかという概念が幼児にもだんだんわかるようになってきます。そして楽器を演奏したり歌を歌う時に、感情のニュアンスを音で表現できるようになります。
自己肯定感が上がり、気持ちが良くなる
丸をもらったり級をあげる習い事ではないリトミック。つまり思いっきり自分を表現できるリトミックは、認められる習慣と音楽のエネルギーを感じる気持ちよさに満たされる習い事です。もちろんリトミックは音楽教育法ですので後の音楽活動にはかなり有利です。
いつから始めるべきか?
リトミックは、いつから始めるべきか悩む親御さんも多いのではないでしょうか。
適切なスタートのタイミング
人間の発達で聴覚の発達は乳幼児から幼児期が目まぐるしく、聴覚が成長する乳幼児から始めるのがベスト。しかし、まだ首が座っていない、大勢の人こみが心配などのママはしっかり歩行ができて、活動的になる1歳半ぐらいから始めるのが良いかもしれません。
子供のピアノ練習は、いつから始めるべきかという明確な答えはありません。子供の成長や発達、興味や関心に合わせて、適切なタイミングで始めることが大切です。
幼少期からの取り組み
リトミックは小さい子供達に訓練をさせるのではなく、聴いた音を全身で感じ、自分の身体で表現することによって音楽への興味を引き出します。できるだけ早く取り入れることは決して無駄になりません。また、乳幼児期には音楽領域を司る右脳が最も発達する時期なので、音楽の刺激を与えると右脳の発達にとても効果があることがわかっています。
子供の様子を観察する
中には、音を敏感に感じ過ぎ嫌がるお子さんもいます。またグループで行うリトミックレッスンでは、人見知りがあったり場所見知りがあるお子さんもいるかもしれません。お子さんの様子をよく観察し、ストレスを感じていないか注意する必要があります。
親のサポートが重要
リトミックは、子供の成長にとって貴重な経験となります。しかし、レッスンを続けるには、必ず親のサポートも必要です。
積極的な参加
レッスンには、保護者の付き添いが必要です。講師任せにしたり、子供に対して人と違うことを責めたりすることはありません。どんな場面でも受け入れ、楽しみましょう。
子供と共に楽しむ
まず親御さんが音楽を感じ楽しむこと。お母さん。お父さんが楽しい様子は0歳のお子さんでも分かるものです。まず率先してお母さん、お父さんが楽しむことが大切です。
長い目でコンスタントに通う
イベントなどのリトミックに参加することも楽しいと思いますが、1回、2回のリトミックではなく、1年、2年の単位で定期的にレッスンに通いましょう。1回、2回で良し 悪しを決めるものではなく、長い目でお子さんの成長を楽しみましょう。
「今しかない」その時期を大切に
お子さんの今は短いものです。例えば、自分の一生を1年間に例えたら子供と関われるのは約2ヶ月ほどです。お子さんの可能性を伸ばすリトミックの効果を知れば今しかないと感じるはずです。
子供のピアノ練習は、親子のコミュニケーションの場にもなります。子供の練習をサポートすることで、子供の成長を促すことができます。
効果が出てくる時期と効果のまとめ
表現力豊かな人格形成を育むリトミック教育。さらに音楽的才能を養うなど、様々なメリットがあります。しかし、どれくらい継続するとどんな目に見えた効果が出てくるのか。そこで、リトミックを楽しく、効果的に進めるためのポイントと、親御さんの的確なサポートについて解説します。
リトミック効果が出てくる年齢
自分で自分の感情を言葉にできる年齢になるとリトミックの効果を実感できます。個々で差はありますが、4歳から6歳には表現の豊かさを感じます。
また、音楽を体の芯から感じられるお子さんはピアノ(楽器)の習得が早いと感じます。また、大人でもびっくりするような細かなニュアンスを感じるお子さんはリトミックをしていたことがほとんどです。言葉ではなく音楽を体で捉えるお子さんがほとんどです。
親御さんの忍耐力と的確なサポートの重要性
長い時間をかけ育っていくリトミック、結果を欲しがるあまり
「成長がなかなか目に見えない」と言う親御さんがいます。ピアノを習ったら、何番まで丸をもらったとか、新しい本になったなど、成長の度合いがわかります。スイミングやお習字でも級が上がったり、上達具合が目に見えてわかりますよね。リトミックの場合、身体能力の発達は目に見えてわかるのですが、年齢的に感性や表現のアウトプットなかなか見えにくく、どれだけ成長しているのかがわかりにくいのが難点です。
そこで、親御さんの忍耐と的確なサポートあっての習い事と言えます。
専門家の意見
現役リトミック講師や専門家の意見を取り入れることで、より効果的なリトミックを習うことができます。効果が出るリトミックは本当のダルクローズリトミックをレッスンできる音楽教室です。
お子様のリトミックレッスンは、親御さんの的確なサポートと、本当のダルクローズリトミックレッスンができる音楽教室に通うことで本当の効果が得られます。お子さんの成長を尊重しながら、楽しく音楽に触れる機会を多く作ることが大切です。