リトミック講師が解説。1歳児におすすめリトミックレッスン
リトミックは乳幼児から通える習い事として人気が高いですよね！皇室の愛子さまがリトミック教室にお通いになっていたエピソードや、映画「窓際のトットちゃん」でも有名な黒柳徹子さんが習っていたことでも有名になりました。１歳児にはどんなリトミックレッスンがおすすめなのか、ママの関わり方や、おすすめのリトミック教室の見分け方などを現役リトミック講師が解説しします。
平田先生リトミックの魅力をお伝えします！
リトミックってなに？
リトミックってよく聞きますが、本当の内容を的確に知っている方は少ない気がします。歴史や、本当のリトミックをお伝えしますね。
リトミックの歴史
今から100年以上前、スイスの音楽教育家・作曲家、「エミール・ジャック=ダルクローズ」によって創案された音楽教育法です。
本当のリトミックとは
ピアノや楽器の生演奏を使用しないリトミックや、C D音源を使うリトミックなどを見かけたりしますが、ダルクローズが提唱したリトミックは「生演奏」が大前提です。
リトミックはどこで習えるの？
大手音楽教室や、個人ピアノ教室、幼児教室などでもリトミックレッスンを展開しているようです。ポイントは、上記の「生演奏」でダルクローズリトミックを教えてもらえるか、どうかです。
リトミックを習っていた芸能人
上記で述べたように、皇室の愛子さま、黒柳徹子さんは有名です。童謡赤とんぼで有名な山田耕作。上戸彩さん、また芸人の横澤直子さんはリトミックに憧れ、資格までとったようです。
本当のリトミックを知って上で、理解すると効果に納得すると思います。芸能人のような多彩な方々、皇族でも取り入れている教育法とは驚きですね。
1歳児におすすめのリトミックレッスン
1歳児におすすめのリトミックレッスンは、ママと一緒に楽しく体を動かすことが中心となります。この年齢では、以下のような活動がおすすめです。
ママと一緒に過ごす大切な時間
低年齢児のリトミックは基本的に親子で行います。親子で音楽を聴いて気持ちよく体を動かす時間であって欲しいと思います。長い人生の中で子供と手を繋ぎ楽しめるの時間は短いです。ママも一緒に楽しむ時間と考えて参加してください。
生の演奏の大切さ
リトミックは音楽教育法です。その音楽をC D音源を使ったりする教室はおすすめしません。本来、ダルクローズリトミックとは生演奏で行うものです。その場に合わせた即興的演奏こそ、活動が生き生きしたものになります。
活動の広がりを大切にしたレッスン
１歳を過ぎ、少しずつ1人で歩く、走るなど活動も増えてくる時期です。できる事を使い、リトミック活動を広げていくレッスンがおすすめです。例えば、手を叩いたり、足踏みをしたり、回ったりする動きを取り入れていたり、「頭、肩、ひざ、ポン」などの歌を使って、身体の部位を使いながらリズムに合わせて動く活動などもできます。また「大きな栗の木の下で」や「大きなたいこ」などの身近な歌に合わせて、大きさを表現する動きを取り入れます。親子で一緒に行うと、より楽しめます。
楽器に触れる
小さな打楽器（マラカス、タンバリン、カスタネットなど）を使って音を出す遊びをします。これにより、リズム感や音の違いを学ぶことができます。低年齢児から様々な楽器や音色に触れることはとても大切なことです。
体の動きをどんどん取り入れるレッスン
走る、歩き、止まる、投げる、叩く、回る・・・様々な体の動きを音楽に合わせてレッスンすることが重要です、１歳になって運動機能の向上に合わせ、できる動きを増やしていくレッスンはおすすめです。
リトミックは、音楽を体で体験することで子供の成長を促進する素晴らしい音楽教育方法です。親子で一緒に楽しみながら、音楽の楽しさを体験してみてください。
リトミックでの親子の上手な関わり方とは
リトミックレッスンでの親子の上手な関わり方は、子供が楽しみながら音楽やリズムを学ぶために非常に重要です。親子の上手な関わり方のポイントをいくつか紹介します。
親が楽しむ
親も積極的にレッスンに参加することで、子供が安心感や一体感を感じられます。親が楽しんでいる姿を見せることで、子供もより楽しく参加することができます。また、親が見本になることで、子供は安心してリトミックを楽しみ、習得しようとする意欲も湧きます。
人と比べない
リトミックは音楽を感じ、各自が体で体験する音楽教育法ですから、それに上手い下手はありません。集団で行うリトミックレッスンでは、つい周りのお子さんと比べてしまいがちですが、我が子の動きや活動を認めてあげるように心がけましょう。
無理をしない
子供が興味を持っていない場合や、少し疲れているように見える場合は、無理に参加させるのではなく、休憩を取らせたり、少し様子を見てみることが大切です。
笑顔で楽しむことが何よりも大切です。リトミックレッスンは学びの場であると同時に、親子で楽しむ時間でもあります。楽しい雰囲気を作ることで、子供も自然と音楽やリズムに興味を持つようになります。
おすすめのリトミック教室
お子さんにリトミックを習わせる場合、どのようなリトミック教室が良いか具体的な例をあげて解説します。
ベテラン講師がいる
リトミックを深く理解しているベテランの講師がいる教室は安心です。小さなお子さんにレッスンするので、幼児教育の理解もある講師だと尚良いでしょう。長年の指導経験から、子供たちがどのような反応をするかを理解しており、それに応じた柔軟な指導ができます。特に、子供の発達段階に応じた適切なアプローチを取ることができます。
アコースティック楽器での生の演奏であるか
リトミックの基本は楽器での生の演奏です、それはその場、その場に合った即興演奏である必要があります。リトミック体験などに参加したとき、楽器や演奏、進め方をチェックしましょう。特に幼児期は耳の発達が目覚ましい時期です。なるべく耳に良い環境を作ってあげることも大切です。
動ける広さがあるレッスン室
リトミックは音楽を体で表現します。その運動活動に適した広さのレッスン室かどうかは重要なポイントです。あまりに狭く、座った状態のみの活動しかできない場合、せっかくのリトミックレッスンが勿体無い者になってしまいます。活動に応じた広さかどうかも、体験レッスン参加時に確認しておきましょう。
以上のおすすめの教室を探すことは、子供たちの音楽的成長に大きな役割を果たします。良い教室を選ぶためには、評判や口コミ、体験レッスンを通じて実際の指導や環境を確認することが重要です。子供たちが楽しく学び、成長できる環境を提供してくれる教室を見つけることが大切です。
1歳児におすすめのリトミックレッスンのまとめ
1歳児におすすめのリトミックレッスンを解説してきました。簡単にまとめてみますね。
1歳児におすすめのレッスンとは
親子で楽しい時間を過ごすことができるリトミック。親子参加できるレッスンでママも楽しくことが大切です。また聴覚の発達が目覚ましい1歳児は生の演奏でするレッスンもおすすめです。楽器を使ったり、体を積極的に動かすレッスンもおすすめです。身近な歌を歌ってリズムやダイナミクスを表現することも楽しいレッスンです。
親子の上手な関わり方
リトミックは親子で参加することがほとんどです。親も積極的に参加し楽しみましょう。子供は楽しんでいるママの姿をよく見ています。また人をと比べたり、常に評価することはやめましょう。リトミックは自由な表現を楽しむ場面も多くあります。その子自身が表現した世界を認めてあげることは、自己肯定感アップにも繋がりますね。
おすすめのリトミック教室とは
リトミックを深く理解しているベテラン講師はいるか、生の演奏をしているか、レッスン室の広さは十分か、などチェックポイントはいくつかあります。これらは、体験レッスンなどに参加して確認できる部分が多く、積極的に体験レッスンに参加する事をおすすめします。レッスン参加だけでなく、講師のお話を聞いたり、わからないことは質問できるようあらかじめまとめてから体験レッスンに参加すること良いでしょう。
1歳児になり、活動も範囲も大きく広がってきます。リトミックで豊かな子育て時間を過ごすことは親子の絆を深めるためるためにも良いですね。
