子供の習い事ピアノは無駄?10年習った末路とは。

子供の習い事ピアノは無駄?10年習った末路を解説した画像

いつの時代も習い事として人気の高いピアノですが、「子供のピアノの習い事は無駄」という声や「子供にピアノを習わす意味ない」という声も聞いた頃があります。実際にピアノの習い事は無駄なのでしょうか。また、実際10年ピアノを習った方の末路もお話ししながら「習い事ピアノ」は無駄なの解説していきたいと思います。これからピアノの習い事を検討している方に、ご参考になれば幸いです。

ピアノは昔習っていたけど、全然身に付かなかったわ・・・

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子供の習い事ピアノが無駄と言われる理由

子どもの習い事としてピアノは非常に人気がありますが、一部では「無駄」と言われることもあります。その理由は以下のような内容です。

実用性の観点

 「ピアノは将来役に立たない」と考える人がいます。ピアノのスキルは、直接的な職業につながる機会が少なく、一般的な職業や日常生活で役立つ機会が少ないと感じる人がいるためです。そのため、ピアノを習う時間をより実用的なスキル(例えば英語やプログラミング)に充てるべきだという意見があります。

継続率の低さ

ピアノを始める子どもが多い一方で、途中で辞めてしまうケースも多いです。小学生から始めても中学生や高校生になると他の学業や部活動が優先されるため、結局ピアノを続ける子どもは一握りという現状があります。親が費やした時間やお金が無駄になると感じることから「無駄」と言われることもあります。

高いコスト

ピアノのレッスン費用や楽器の購入費用、メンテナンス費用など、経済的な負担が大きいのも「無駄」と見なされる理由です。レッスンが長期化するほど費用もかさみますが、途中で辞めるとその投資が無駄になったと感じる人も多いでしょう。

競争の激しさ

ピアノでプロを目指すとなると、非常に厳しい競争があります。音楽業界は狭き門で、プロのピアニストとして生計を立てられる人は限られています。プロにならないなら、一般的な趣味程度の技術にとどまるため、それなら他のことに時間を使った方がよいと考える人もいます。

子どもの興味に合わない場合がある

ピアノは指先を使う技術や集中力が必要で、子どもによっては難しすぎたり、興味を持てなかったりすることがあります。親の意向で無理に続けると、ストレスになってしまい、本来の「楽しみながら学ぶ」目的が失われるため、無駄と感じるケースもあります。

「無駄かどうか」は、親や子どもが何を目的とするかによって異なります。ピアノを学ぶことで得られるものに価値を感じる場合、私は決して無駄ではないと思っています。

ピアノの難しさが苦しめる

ピアノの演奏や学習には、いくつかの難しい点があります。その部分がピアノ遠ざけているのではないでしょうか。

両手の独立した動き

ピアノでは右手と左手で異なるリズムやメロディを同時に弾くことが求められます。特に初心者には難しく、両手が同じ動きをしてしまうことがよくあります。脳の左右の役割をうまく使い分けるため、慣れるまで時間がかかり、練習が必要です。

楽譜の読み方

 ピアノの楽譜は、他の楽器よりも複雑です。ト音記号(右手)とヘ音記号(左手)の両方を同時に読み取る必要があり、さらに音符、リズム、強弱記号など多くの情報を瞬時に把握しなければなりません。初心者には負担が大きく、慣れるまでに時間がかかります。

指使いのテクニック

ピアノ演奏では、指の動きやポジションが非常に重要です。正しい指使いを守らないと、音の滑らかさや速さに影響し、正確な演奏が難しくなります。特に速いパッセージや複雑な和音を弾く際には、指使いが洗練されていないとスムーズな演奏ができません。

長時間の練習と集中力の維持

ピアノの上達には、反復練習と継続的な努力が不可欠です。上達するためには長時間の練習が必要ですが、集中力を保ちながら同じ曲やフレーズを繰り返し練習するのは、特に子どもにとって難しいことです。忍耐力や集中力が要求されるため、途中で挫折する人も多いです。

ピアノは、単に鍵盤を押すだけではなく、頭、手、指、そして心のすべてを使う複雑な楽器です。これらの難しさを乗り越えるためには、練習と忍耐が重要ですが、努力の先には充実感や自信が得られます。

ピアノを意味がないと思われる理由

ピアノの習い事が「意味がない」と思われる理由には、次のような理由ではないでしょうか。

実生活での活用機会が少ない

ピアノのスキルは、一般的な職業や日常生活に直接役立つことが少ないと考えられることがあります。ピアノを習得しても、他の学習や資格と異なり、実用的なスキルと見なされないことがあるためです。このため、「将来に結びつきにくい」と感じ、無意味と考える人もいます。

3-2習得のハードルが高い

ピアノは一朝一夕に習得できるものではなく、かなりの練習量と時間が必要です。さらに、音楽の理論や表現力も学ぶため、一定以上の上達を目指すと労力がかかります。これにより、ある程度努力しても「十分な成果が見えにくい」と感じ、価値が低いと思われることがあります。

他のスキルと比べてリターンが見えにくい

現代では、語学やプログラミングなど、実用的で将来に役立つスキルが多くあります。それに比べて、ピアノは趣味的な要素が強く、直接的なリターンが見えにくいと考える人がいます。そのため、限られた時間や費用を「別のスキルの習得に充てた方がよい」と感じる場合があります。

継続が難しく、途中で挫折しやすい

多くの子どもが途中でピアノを辞めてしまうことから、最終的に身にならない可能性が高いと感じる人もいます。練習の負担や興味の低下、他の活動が優先されることで、長続きしにくい面があるため、「始めてもやり遂げられないなら意味がない」と考える人もいます。

ピアノは「意味がない」と思われがちですが、音楽を通じた情操教育や、集中力・忍耐力の向上といった多くの利点もあります。ピアノがもたらす価値をどう捉えるかは、個人や家庭の価値観や目的次第と言えるでしょう。

実際ピアノを10年習った末路

10年間ピアノを続けたものの、その後はピアノから離れ、「結局あまり意味がなかった」と感じる人もいます。しかし、後になってまたピアノを弾きたいと思うことも珍しくありません。こうしたケースの「末路」としてよくあるエピソードを私の知っている実例4つをあげてみます。

忙しさから手を離れたが、懐かしさが湧き再挑戦

 学生生活や仕事が忙しくなるにつれピアノを弾く機会が減り、気がつくとピアノに触れなくなっていた…というケースです。子ども時代の習い事が「意味がなかった」と思っていたものの、大人になって少し余裕ができたとき、ふとピアノを思い出し、懐かしさや「もう一度弾いてみたい」という気持ちが湧くことがあります。かつて習った曲を思い出しながら、当時の記憶とともに再挑戦する楽しさを見出す人も多いです。

「意味がなかった」と思っていたが、ストレス解消に役立つ

しばらくピアノから離れ、あまり意味がなかったと感じていたものの、ふとしたきっかけでまた弾きたくなることもあります。大人になり仕事や生活でストレスが溜まると、ピアノを弾くことで集中し、気分転換やリフレッシュができることに気づく人もいます。ピアノを弾くときの音や手の動きに集中することで、自然と心が落ち着き、忙しい日々のストレス解消としてピアノを再び楽しむようになるケースも多いです。

思い出の曲を弾きたくなり、ピアノへの情熱が再燃

特定の思い出や大切な人との記憶に結びついた曲を聴くと、「自分でもまた弾いてみたい」と思うことがあります。たとえば子ども時代に練習した曲や発表会で演奏した曲が、大人になって特別な記憶として蘇り、ピアノを再開するきっかけになることもあります。このように、思い出の曲が心に残っていて、再びその曲を弾ける喜びがピアノへの情熱を再び掻き立てるのです。

新しい視点でピアノを趣味にする

ピアノから離れて「無駄だった」と感じていた期間があっても、大人になると違う視点でピアノを捉え直すことができます。子どもの頃の「やらされていた」という気持ちではなく、「自分が楽しむため」にピアノを弾きたいと思うようになることがあります。例えば、ポピュラー音楽や自分の好きな曲を自分のペースで弾くことで、昔とは違った楽しみ方が見つかり、ピアノが新しい趣味や特技として再び人生に取り入れられるケースも少なくありません。

「結局意味がなかった」と思っていたピアノが、時を経てふたたび大切な存在になることはよくあります。10年の経験があれば、再開後も比較的スムーズに弾けるため、新たな楽しみ方を見つけることができるでしょう。

まとめ

ここまでお読みなったみなさんは、ピアノが無駄だと思いますか。一部の方がピアノが無駄と言われる理由を簡単にまとめてみます。

ピアノの習い事が無駄と言われる理由

ピアノの習い事が「無駄」と言われる理由には、まず、ピアノのスキルは直接的な職業や日常生活で活かしにくく、実用的でないと考えられることです。また、長期間の練習と費用が必要である一方、途中で挫折する人が多く、最終的に身につかないことが少なくありません。さらに、同じ時間やお金をより実用的なスキル(例えば英語やプログラミング)に使った方がよいと考える人もいます。

「ピアノ」が苦しめる

ピアノが難しい理由は、両手で異なる動きを同時に行う必要があり、脳と指を高度に協調させるスキルが求められるからです。また、楽譜を瞬時に読み取って演奏に反映させる読譜力も必要で、指使いやリズム、強弱を正確にコントロールする技術が求められます。さらに、上達には長時間の反復練習と集中力が不可欠で、根気強く続けることが難しいと感じる人が多いのです。

ピアノを10年習った末路

ピアノを10年習ったものの、その後は「特に役に立たなかった」と感じて一度は辞めてしまうこともあります。しかし、しばらく経ってからふと懐かしさやリフレッシュを求めて「また弾いてみたい」と感じ、再びピアノに向かうことが多いです。子ども時代の習い事が、大人になってからの新たな趣味や心の癒しとしてよみがえることはよくあることです。

ピアノには集中力やリズム感、記憶力の向上など多くの利点があります。また、音楽を通じて自己表現や創造性を養うことができるため、成長においてプラスの効果も多くあります。将来の職業には直結しなくとも、音楽を通じて得た経験や情操教育の効果は計り知れません。

私は千葉県柏市でピアノ・リトミック教室をやっています。

皆さん、いつもブログをご覧いただきありがとうございます。ここでは、私たちが心を込めてお届けする。HappyMusic ピアノ・リトミック教室の魅力をご紹介します。私自身がこの教室の代表として、音楽の楽しさや上達の喜びを実感しているからこそ、皆さんにもその素晴らしさを知ってほしいと思っています。

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この記事を監修した専門家

平田みどりのアバター 平田みどり 絶対音感が身に付くピアノレッスン講師

ピアノ・リトミック教室HappyMusicのオーナー講師。4歳からピアノを始め、現役奏者の頃は年に100回近くのピアノ演奏、楽器店のミニコンサートへの出演などを行っておりました。
現在は千葉県柏市・我孫子市にあるHappy musicのオーナー講師として、リトミック、ピアノ講師として活動中。
幼稚園教諭免許・保育士免許・日本ジャックダルクローズ協会会員・リトミック認定講師資格・ベビーリズムマッサージ資格・ヤマハ指導グレード資格取得。

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