幼児期にリズム感を鍛える、とっておきの方法!現役音楽講師が徹底解説

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リズム感が良い、悪い、とよく聞きますが、どのような影響があるのでしょうか。そもそもリズム感とは、曲が持つリズムの周期を素早く把握して、実践できる能力を指します。その曲のリズムがどのようなパターンになっているのかを瞬時に理解して、ズレることなく繰り返すことができることは、音楽活動で大いに役に立ちますし、重要なことです。他にもリズム感が良いとたくさんの利点があります。

リズム感が良いとどんなメリットがあるのかしら?

タップできる目次

リズム感とは何?

リズム感とは、音楽や動きにおいて時間の流れやテンポを感じ取り、適切に反応する能力を指します。詳しく説明しますね。

タイミングの正確さ

音や動きを正しいタイミングで行う能力があることです。音を聞いたり、指示を聞いたり、また動きを見る、楽譜を見ることで身体の筋肉を使いタイミングをとる動作ができることです。わかっていても動けないのは身体と一致していない証拠です。

テンポ感覚

音楽の速さやリズムの変化に対して適応する能力も大切です。変化に気づくこと、聴いた音楽のビートに対応できているかどうかで判断できます。

パターン認識

繰り返されるリズムやビートのパターンを認識し、それに反応できる能力です。リズムを言葉の繰り返しのように捉えたり、予測して身体を備える能力です。

身体的な反応

よく「リズムにのる」と言いますが、幼児が音楽に合わせて自然に体が動くなどの反応はリズム感が良い兆候かもしれません。リズムには躍動するエネルギーがあります。リズムを聞いて自然と身体が動くのは、自然のことなのかもしれません。

リズム感は身体を思うように動かそうとする時、とても有効な能力です。リズム感がある、なしでは様々な場面で影響が出てくることでしょう。

リズム感が良い人と悪い人の特徴

リズム感が良い人、悪い人の特徴をさまざまな側面から比較してみました。

音楽的な特徴

リズム感が良い人は、楽器を演奏する際や歌う際に、正確なタイミングで音を出すことができたり、音楽の中のビートやリズムパターンを自然に感じ取り、それに合わせて動くことができます。またシンクロペーションやポリリズムなどの複雑なリズムパターンを正確に把握したり再現することができます。リズム感が悪い人は、楽器を演奏する際や歌う際に、音を出すタイミングがずれやすかったり音楽のビートやリズムパターンを感じ取りにくく、それに合わせて動くことが難しかったりします。シンプルなリズムパターンでも、理解して再現するのが難しく感じたりします。

身体的な特徴

リズム感が良い人は、ダンスや運動において、音楽に合わせてスムーズでリズミカルな動きをすることができます。それは音楽に合わせて自然に体が動く反射的なリズム感を持ってる証拠です。逆にリズム感が悪い人は、ダンスや運動において、音楽に合わせたリズミカルな動きをするのが難しく音楽に合わせて自然に体が動く反射的なリズム感が乏しく、動きが遅れることがあります。

認知的な特徴

リズム感が良い人はリズムのパターンやテンポの変化を迅速に認識し、それに適応する能力があります。またリズムに集中し、それに対して正確に反応するための高い集中力と注意力を持っています。リズム感が悪い人はリズムのパターンやテンポの変化を認識するのが難しく、それに適応するのが苦手です。リズムに集中するのが難しく、注意が散漫になりやすい傾向があります。

社会的な特徴

リズム感の良い人は、他の人と一緒に演奏したり踊ったりする際に、グループ全体のリズムに合わせて調和を取ることができます。リズムを通じて他人とコミュニケーションを取る能力が高く、共感や協力がしやすいです。逆にリズム感がない人は、他の人と一緒に演奏したり踊ったりする際に、グループ全体のリズムに合わせるのが難しく、調和が取りにくいです。リズムを通じて他人とコミュニケーションを取るのが苦手で、共感や協力がしにくい傾向にあるようです。

リズム感が良い。悪いでさまざまな場面で違いが出てきましたね。リズム感はあった方が良いようです。

幼児期にリズム感を養う、とっておきの方法

お子さんが小さいうちからリズム感を養ってあげることは、将来必ず役に立ちます。そのリズム感をつける、とっておきの方法をお伝えします。

リトミック

リトミックとは確立された音楽教育法です。音を聴いて感じ、身体を動かすことで音楽を体験し、理解するという方法です。リトミックではリズム、ビートを徹底的に体に染み込ませることができます。幼児期では親子で楽しく参加することができ、人気の習い事でもあります。リズム感をつけたいなら、断然リトミックがおすすめです。

リトミックがなぜいいのか

リトミックではリズム、ビート、ダイナミクス・・・音楽を細分化して身体で表現します。また、グループレッスンであることから、幼児期からリズムを他の人と共有するレッスンをしていますので、社会性が身につきます。また1歳頃から参加できるリトミックは子供の聴覚の発達、身体成長にピッタリの教育法で、さまざまな能力が伸びます。多くの方にリトミックが選ばれているのも、多くのメリットがあるからと言えます。

楽しく身につく

リトミックは、親子で参加したり、お友達と一緒にレッスンしたり、とにかく楽しいです。「良い、悪い」を決めるレッスンではなく、音楽を身体で表現する活動は、自身に心地よさを与えます。幼児期の成長期にピッタリで、楽しくリズム感が身につきます。

さまざまな利点

リトミックを受けることで、リズム感はもちろん、音楽性の発達、聴覚の発達が大いに期待できます。また自発的な気持ち、社会性も育ちます。リズム感が育つことで、音楽活動、運動機能、発語まで良くなります。リトミックは素晴らしいメリットが多く含まれる活動です。

幼児期にリズム感をつけるならリトミック1択です。私は、とても良い影響が出ていることをいつも現場でみていて感じます。

リズム感が良いと役に立つ能力

リズム感が身につくとさまざまな場面で役に立ちます。具体的に解説しますね。

音楽活動

リズム感が良いと音楽は圧倒的に有利です。正確なリズム感は音楽を捉えやすくします。また、音楽への理解も速くスムーズになるので、音楽を難しく感じなくなると思います。

運動活動

リズム感は身体からの自発的な動きでもあります。つまり思うように身体を操ることができるというわけです。身体を自身で思い通り操ることができれば、運動能力は上がります。実際、リズム感の良い人は運動神経が良いと言われています。

言語習得能力の向上

リズム感が良いと、言語習得にも役に立ちます。言葉はリズムです。特に外国語はアクセントがさまざまで、リズム感があります。言語を捉える時もリズム感が良いと有利になります。

社会性の向上

リズムは人と共有することができます。それは音楽活動やダンス、歌などを歌う時に感じられます。リズムでコミュニケーションが取れると、他者と一体感が生まれます。それは人にとって心地の良い瞬間です。リズムは人と人を繋ぐ力を持っています。

リズム感があると、とても良い影響があります。幼児期からリズム感を鍛えておくことで、将来、さまざまな場面でメリットがあります。

幼児期にリズム感を鍛える、とっておきの方法のまとめ

ここまでリズム感について詳しくお話してきました。また幼児期にリズム感を鍛える、とっておきの方法をお伝えしました。簡単にまとめてみます。

リズム感とは?

リズム感とは、音楽や動きにおいて時間の流れやテンポを感じ取り、適切に反応する能力を指します。曲によってリズムは変動するため、リズム感を鍛えてあらゆる曲に対応できるようにするのは重要です。リズム感があればテンポの音楽やスローペースの音楽両方を上手く奏(歌う)ることができます。リズム感を養うことは重要です。

幼児期にリズム感を鍛える、とっておきの方法

とっておきの方法は、リトミックを習うことです。リトミックはリズムを身体で表現し、音楽を深く理解する作業を、繰り返しレッスンします。幼児期にリトミックを習うことで、格段にリズム感は上がることはもちろん、聴覚の発達、自発的な表現、社会性の向上など、他にもたくさんのメリットがあります。

リズム感があると良いこと

リズム感が良いと、多くのメリットがあります。音楽活動はもちろん、運動、語学習得、社会性などが向上します。

お子さんにリズム感をつけてあげることは、将来の可能性を伸ばすためにもとても大切なことなんですね。幼児期から確実にリズム感を身につけさせてあげられる方法は、リトミックを習うことです。ぜひ、リトミックレッスンを受けてみましょう。

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この記事を監修した専門家

平田みどりのアバター 平田みどり 絶対音感が身に付くピアノレッスン講師

ピアノ・リトミック教室HappyMusicのオーナー講師。4歳からピアノを始め、現役奏者の頃は年に100回近くのピアノ演奏、楽器店のミニコンサートへの出演などを行っておりました。
現在は千葉県柏市・我孫子市にあるHappy musicのオーナー講師として、リトミック、ピアノ講師として活動中。
幼稚園教諭免許・保育士免許・日本ジャックダルクローズ協会会員・リトミック認定講師資格・ベビーリズムマッサージ資格・ヤマハ指導グレード資格取得。

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