これが正解、習い事を辞める時の正しいマナー。気をつける事と気持ちの整え方

さまざまな可能性を広げてくれる習い事。楽しく長く続けてほしいと思うものですが、習い事を「辞めたい」思った時や子供が「辞めたい」と言ってきた時の親としてどう対応、どうしてら良いか悩んでしまいますよね。今回は習い事を「辞めたい」と思った時、習い事をしているお子さんが「辞めたい」言ってきた時、気をつける事と実際取るべき行動、気持ちの整え方をお話ししていきます。

子供が習い事を辞めたいって言ってるのだけど・・・
習い事を「辞めたい」それは仕方ない
習い事を「辞めたい」と思うのは自然なことで、次のような理由が考えられます。
興味や目標の変化
最初は楽しくても、時間が経つにつれて興味が薄れたり、新しい目標や興味が見つかることがあります。これは成長の一環で、仕方のないことです。
負担が大きい
学業や仕事、他の予定との両立が難しくなり、精神的・体力的に負担を感じる場合があります。無理をするとストレスになるため、辞めることも選択肢です。


教室や指導方法が合わない
教室の雰囲気や指導者との相性が悪いと、続けるのが苦痛に感じることがあります。この場合、別の教室や指導者を探すのも良いでしょう。
経済的な事情
レッスン費用や関連する出費が大きな負担になり、続けられないケースもあります。この場合は、もっと負担の少ない方法を模索するのも一つの手です。
辞めることは決して悪いことではなく、新しいステップへの準備と考えると前向きになれます。
「辞めたい」気持ちを素直に捉える
習い事を「辞めたい」という気持ちは自然なことです。それをネガティブに捉えず、前向きに捉えるための気持ちの整え方を紹介します。
辞めたい理由を整理する
自分がなぜ辞めたいのかを紙に書き出すなどして、具体的に考えます。興味の変化、負担、相性など理由を明確にすれば、「自分に合わないだけ」と納得しやすくなります。
他の視点で価値を見つける
辞めることで得られる新しい時間や、次のチャレンジを考えます。「これが終わったからこそ、新しい挑戦ができる」とポジティブに捉えるのがポイントです。
周囲の意見を過度に気にしない
親や先生、友人の期待を感じることもありますが、自分の気持ちを最優先にします。「辞めるのも一つの選択」と自分に言い聞かせ、自分を責めないようにしましょう。


目標や成長の振り返りをする
これまで習い事で得たスキルや経験を振り返り、「ここまで頑張った自分」を認めることが大切です。辞めることは失敗ではなく、次に進むための一歩だと考えましょう。
「辞める」という選択を前向きに受け入れることで、次のステージに進む自信を持つことができます。
子供が習い事を辞めるときの親が取るべき行動
習い事を辞める際、親が気をつけるべきポイントを4つあげます。お子さんの成長や感情を尊重しつつ、適切に対応することが大切です。
子どもの気持ちを尊重する
習い事を辞めたい理由をじっくり聞き、子どもの感情や意見を受け入れることが重要です。「ただの気まぐれか」「本当にやりたいことが他にあるのか」を見極め、感情に寄り添う姿勢を示しましょう。
辞める理由を整理する
辞めることが必要な場合(スケジュールの過密化や健康問題など)や、改善できる点(環境の変更やサポート強化)がないかを確認します。例えば「先生との相性」「時間が足りない」などの理由であれば、他の選択肢を提案することも可能です。


辞めるタイミングを配慮する
学期やクラスの区切りを意識し、無理のないタイミングで辞めるように調整します。直前の辞め方は、教室や他の生徒に迷惑がかかることもあるため、できるだけ余裕を持って辞意を伝えます。
感謝の気持ちを伝える
先生や関係者に「これまでのご指導に感謝しています」と丁寧にお礼を伝えることが大切です。子どもにも、辞める理由がどうであれ「学んだこと」を振り返らせ、感謝する心を育む良い機会にしましょう。
これらのポイントを意識しながら対応することで、お子さんにとっても良い経験として次に進むためのきっかけにできます。
習い事をやめる時のマナー
習い事を辞める時のマナーを4つあげます。これらに気をつけることでトラブルを避け、円滑に進められます。
事前に辞意を伝える
辞める予定の1か月前(最低でも2週間前)には、教室や担当の先生に直接相談する。電話や対面で連絡するのが基本です。「急なお願いで申し訳ありませんが…」と礼儀正しく切り出し、可能であれば辞める理由を簡潔に伝えます(家庭の事情や子どもの気持ちなど)。
書面で正式な連絡をする
多くの習い事では、退会届けや連絡書が必要です。教室の規約を確認し、必要な手続きや書類を整えます。提出する際は「今までの指導への感謝」を添えて伝え、対応に時間をいただくことを了承しましょう。
未払い費用や教材の返却を確認する
月謝の未払いがないか、また貸与されている道具や教材があれば返却の準備をします。契約内容や料金発生のタイミングを確認しましょう。事務的なことも最後まで誠意を持って対応し、金銭や物品の処理に抜けがないようにします。
最後のレッスンに参加し、感謝を伝える
最後のレッスンに参加させ、本人から先生や仲間に「ありがとうございました」と伝える機会を作ります。難しい場合は、親が代わりに挨拶をするのも大切です。感謝の気持ちを表す小さな手土産(菓子折りなど)を持参することも一般的です。相場は1,000~3,000円程度が無難です。


これらの手順とマナーを守ることで、先生や関係者に好印象を残し、子どもも気持ちよく次のステップに進むことができます。
まとめ
習い事をやめる時、負目に感じたり悩んでしまう人は多いと思います。しかし、気持ち次第で、前向きに捉えることができます。しっかりマナーを知った上で習い事をやめることは、次へのステップアップになると思っています。
習い事を「辞める」ことは仕方ない
習い事を「辞める」ことは、興味の変化や生活の状況によるもので、誰にでも起こりうる自然なことです。無理に続けるよりも、自分の気持ちや状況を優先して、新しい選択をすることが大切です。「辞める」は終わりではなく、次のステップへの準備です。
気持ちの整え方
習い事をやめるときは、「これまで頑張った自分を誇りに思い、新しい挑戦のための時間を作る」と前向きに考えましょう。やめることは逃げではなく、自分の成長や新しい道を選ぶ大切な決断です。


習い事をやめる時のマナー
習い事をやめるときのマナーとして、まずは早めに辞める意思を伝えましょう。感謝の気持ちを言葉にして、これまでお世話になった先生や関係者への礼儀を忘れないことが大切です。また、未払いの費用や必要な手続きを確認しておくと、スムーズに辞められます。
習い事を辞める、理由によりますが必ずその時はきます。その時、気持ち良い終わらせ方をすることは、何よりその後のステップアップにも繋がります。