ピアノ教室で取りいれると良いリトミック。リトミックをするとピアノ演奏に多くのメリット

小さなお子さんがピアノを習おうと思った時、どのようなお教室を探しますか?ベテラン 講師がいる教室、優しい先生、演奏が素晴らしい先生、我が子にピッタリの先生、教室を 選びたいですよね。小さなお子さんにおすすめのピアノ教室の選び方があります。それは 「リトミックを取り入れている教室を探すこと」。現役ピアノ、リトミック講師が詳しく 解説しますね。

リトミックのメリット

リトミックの内容を解説しながら、メリットをお話しします。

早期の音楽教育

開始時期の早さでもわかるように、0歳からできる音楽教育法です。耳の発達が目覚ましい0歳から6歳までに楽しく音楽教育を受けることが出来ます。

調和、自発性、表現の成長

グループで行うリトミックは、お子さんの初めての他者との関わりの場になるかもしれません。他者を意識したり、自発的に動きたくなるなど、表現の成長が大きいです。

リズム感、聴き取りの向上

リトミックでは音楽を全身で捉えるので、リズムが体の芯に入ります。人間は体の芯で覚えたことを末端(手指、足指)に伝えることは容易でも、末端で覚えることは習得す るまでに時間がかかると言われています。つまり、幼い頃に体の芯に入ったリズム感 は今後に生かされます。また、耳の発達がピークを迎える乳幼児期に音楽を聴き取る ことで、聴ける耳になります。

ニュアンスを感じる能力が格段に上がる

音楽は、目に見えません、しかしそこに音楽のパワーを感じ学習するリトミック。子供たちは、耳で聴き見えないものを感じようとする課題をこなします。これは、細かなニ ュアンスを感じるという高度な作業です。

自己肯定感の向上、

スキンシップによる安心感を味わえる 乳幼児期のリトミックは保護者の方と一緒に行います。したがって、親子のスキンップの時間になります。また、リトミックレッスンの評価は、できた、できない、ではあ りません。「どんなふうに感じた」が重要で、それは個々のお子さんを認めること につながります。

リトミックをピアノレッスに取り入れた方が良い理 由

リトミックをピアノレッスンに取り入れることは、多くの点で効果的です。その理由を解 説します。子供達の興味や想像力を広げられるような楽しいアイディアがいっぱいです。楽しみながらニュアンスを感じる、人間ならではの能力を伸ばします。

音楽の基礎理解を深める

リトミックは、リズムやメロディ、ハーモニーなど音楽の基本要素を身体で感じながら学 ぶ教育法です。これをピアノレッスンに取り入れることで、理論だけでなく、体を通じて 音楽の感覚をつかむことができ、音楽の基礎理解が深まります。

リズム感とタイミングの向上

リトミックの中で行われる体の動きやリズムに合わせた表現活動は、リズム感やタイミン グの正確さを養うのに非常に有効です。ピアノ演奏でもリズムの正確さは重要であり、リ トミックを通じてリズム感を自然に身につけることができます。

表現力の向上

リトミックでは、音楽に合わせて自由に体を動かすことが奨励されます。これにより、音 楽の中に込められた感情や物語を感じ取り、それをピアノ演奏に反映させることができま す。結果として、演奏における表現力が豊かになります。

集中力や反応力の向上

リトミックでは、音楽に対して即座に反応し、動くことが求められます。このプロセス は、音楽を聴く集中力や即座に反応する能力を高めます。これらのスキルは、ピアノ演奏 中の曲の変化に素早く対応する力を養います。

楽しく学べる環境を提供

リトミックは身体を使った活動が多いため、楽しい学習体験を提供します。特に幼児や子 どもにとって、ピアノレッスンをリトミックと組み合わせることで、遊びながら音楽を学 べる環境が整います。これにより、自然に音楽への興味ややる気が引き出されます。

リトミックをピアノレッスンに取り入れることは、音楽の理解や表現力、リズム感などの 向上に効果的で、子どもたちが楽しみながら学べる環境を提供します。これにより、より 豊かで感情的なピアノ演奏が可能になり、総合的な音楽教育に大いに役立つと言えるでし ょう。

リトミックを取り入れて伸びた実例

私は現役ピアノ・リトミック講師ですので、現場で感じた実例をお話しします。

リズム感が良くなる

リトミックでは小さな頃からリズムを体全体で活動することを何度も繰り返しています。 ですから、リズム譜を見て理解するのではなく、体がリズムに乗れる感覚を子供たちはよ くわかっています。ポリリズムも幼い頃から習得しているので、難しいと言われるリズム でも簡単にできてしまいます。格段にリズム感は良くなりますね。

拍子感、フレーズ感が身に付く

歌うこと、歌いながら身体を動かすことを習慣づけていますので、曲に相応しいフレーズ 感が自然に感じとることができています。それは、文章に抑揚をつけわかりやすく伝えよ うとする感覚にしていて、リトミックをしている子供は、それが非常に上手いです。

良く聴く耳が育つ

音楽を聴覚で捉えることを日頃からしていると、聴く力が高いです。リトミックでは音の 違いに反応する「即時反応」を訓練しますから、集中力が圧倒的に高いです。

自分が考える賢い子が育つ

リトミックは音楽で自由に思ったことを表現する楽しさがあります。言われて動くのでは なく、「どう感じたか?」で意思決定する子供が多いです。これも、幼い頃からのりおt ミック教育で伸びた素晴らしい才能だと、感心しています。

リトミックを取り入れることで、実際大きな違いが出ることは現役ピアノ、リトミック講 師の私にも良くわかります。ぜひ、音楽的なピアノ演奏を目指すならリトミックを取り入 れましょう。

何歳になってもリトミックは有効的

リトミックは年齢を問わず有効的です。一般的にリトミックは幼児教育で知られています が、大人や高齢者に対しても効果があります。リトミックは音楽と身体の動きを通じて音 楽的なスキルや表現力を養うだけでなく、他にも様々な利点があります。以下は、年齢ご とのリトミックの効果です。

子ども(幼児期~小学生)

リトミックは特に幼児教育において大変有効です。この時期の子どもたちは身体と音楽を 通じて自然に音楽的な感覚を身に付けます。リトミックを通じて、リズム感、音感、集中 力、協調性を楽しく養い、音楽の基礎をしっかりと学べることがメリットです。また、自 己表現や創造性の発展にも役立ちます。

青年期~成人

大人もリトミックの恩恵を受けることができます。音楽的なスキルや感性を深めることは もちろん、ストレス解消やリラクゼーションにもつながります。特に、音楽に合わせて身 体を動かすことで感情の解放が促進され、表現力が豊かになります。また、楽しく取り組 めるため、音楽学習が続けやすくなり、趣味としても楽しむことができます。

高齢者

リトミックは高齢者に対しても非常に有効です。音楽と身体の動きを組み合わせること で、認知機能や運動能力の維持・向上に貢献します。特に高齢者の場合、音楽に合わせて 体を動かすことで、脳の活性化や記憶力の改善が期待され、認知症予防にも役立つ可能性 があります。また、グループ活動として行うことで、社会的なつながりやコミュニケーシ ョン力の向上にもつながります。

まとめ

リトミックがピアノに良い理由をお話ししてきました。簡単にまとめてみます。

ピアノ教室に取り入れると良いリトミック

リトミックをピアノレッスンに取り入れることで、リズム感や表現力、集中力が大幅に向 上し、音楽を楽しむ姿勢も良くなります。ピアノの演奏がより自然で豊かなものになり、 学ぶ過程自体も、より楽しくります。

どんなメリットがあるか

リトミックは体を使った楽しい活動です。それを取り入れることでピアノレッスン全体が より楽しく感じられるようになります。特に子どもにとっては、遊び感覚でリズムや音を 学べるため、音楽への興味が一層高まり、学習意欲も増しことでしょう。「楽しい」とい う感覚は、音楽を続けるための大きなモチベーションになります。

リトミックを取り入れて伸びた実例

実際の現場で実際の効果があったことは、リズム感、拍感、フレーズ感が格段によくなり ました。また集中して聴く力が伸びたり、自分で考え自身を表現することを積極的にする ようになります。これらのことを、楽しくできるようになっています。

ぜひ、お子さんのピアノ教室をお探しの場合にはリトミックを取り入れている教室を選ぶ ようにしましょう。