これを読めば全てわかる!リトミックのメリット、デメリットを解説
リトミックは知っているけど、メリットってあるの?デメリットがあるなら知りたい、そんな親御さんに、リトミックがお子様に成長にもたらすメリット、デメリットを解説します。リトミック教室に通うことを検討している方はぜひ参考にしてみて下さいね。
リトミックってなにするの?
リトミックの内容は生徒や保護者にはよく分からない事が多いと思います。しかしリトミックには課題があり、講師はそれを音楽を使って伝えていきます。
私が詳しく解説します!
リトミックの内容を知りたい
スイスの作曲家エミール・ジャック・ダルクローズによって創案された音楽教育法のリトミックは、リズムや音に対して身体的に反応、行動することによって、諸感覚を集中させ精神と身体の一致調和、自発性、表現性などを培うことを目ざします。具体的には、①リズム表現運動、②ソルフェージュ、③即興演奏活動へと進む三段階からなる教科課程に沿って行われます。簡単にいうと、音楽のエネルギーを体で感じ、表現するという一連の作業を絶え間なく行うことで、体と脳が一体化するような学習方法です。
何歳から通いばいいの?
首が座ったお子さんから受け入れているリトミック教室もあるくらい、リトミックは低年齢から始めることができます。しかし、自分で歩けるようになる1歳半くらいのお子さんから始める事が多い気がします。
リトミック教室の選び方
上記で、リトミックの創設者はダルクローズだとお話ししました。しかし、ダルクローズのリトミックから本質がずれているリトミック教室もあります。まずは合うリトミック教室を探すべきですが、迷ったら①リトミック中の演奏は生演奏か、②アコースティックの楽器を使っているか?③レッスンは音楽を中心とし、制作や知育が主になっていないか?この事をチェックすれば正しいリトミック教室と言えるのではないでしょうか。
リトミックレッスンが少しおわかりいただけましたか。親御さんがリトミックの内容を知ることでメリット、デメリットの内容がご理解いただけると思います。
リトミックのメリット
リトミックの内容、始める時期を踏まえた上で、メリットをお話しします。
早期の音楽教育
開始時期の早さでもわかるように、0歳からできる音楽教育法です。耳の発達が目覚ましい0歳から6歳までに楽しく音楽教育を受けることが出来ます。
調和、自発性、表現の成長
グループで行うリトミックは、お子さんの初めての他者との関わりの場になるかもしれません。他者を意識したり、自発的に動きたくなるなど、表現の成長が大きいです。
リズム感、聴き取りの向上
リトミックでは音楽を全身で捉えるので、リズムが体の芯に入ります。人間は体の芯で覚えたことを末端(手指、足指)に伝えることは容易でも、末端で覚えることは習得するまでに時間がかかると言われています。つまり、幼い頃に体の芯に入ったリズム感は今後に生かされます。また、耳の発達がピークを迎える乳幼児期に音楽を聴き取ることで、聴ける耳になります。
ニュアンスを感じる能力が格段に上がる
音楽は、目に見えません、しかしそこに音楽のパワーを感じ学習するリトミック。子供たちは、耳で聴き見えないものを感じようとする課題をこなします。これは、細かなニュアンスを感じるという高度な作業です。乳幼児期のリトミックは子供達の興味や想像力を広げられるような楽しいアイディアがいっぱいです。楽しみながらニュアンスを感じる、人間ならではの能力を伸ばします。
自己肯定感の向上、スキンシップによる安心感を味わえる
乳幼児期のリトミックは保護者の方と一緒に行います。したがって、親子のスキンップの時間になります。また、リトミックレッスンの評価は、できた、できない、ではありません。「どんなふうに感じた」が重要で、それは個々のお子さんを認めることにつながります。
リトミックのデメリット
では、デメリットはどのような事があるでしょうか。
効果がわかりにくい
成長がなかなか目に見えないことがあげられます。例えばピアノを習ったら、何番まで丸をもらったとか、新しい本になったなど成長の度合いがわかります。スイミングやお習字でも級が上がったり、上達具合が目に見えてわかりますよね。リトミックの場合も身体能力の発達は目に見えてわかりますし、出来ることも増えてくると嬉しいものです。しかし感性の部分を披露してくれるまでには時間がかかり、どれだけ成長しているのかがわかりにくいのが難点です。
乳幼児期ならではの大変さ
低年齢の習い事から、お子さんのイヤイヤ期、体調不良、お友達とのトラブルなどでレッスンに集中できない事もしばしば。これに付き合う親御さんは時にはイライラしてしまうことも。そんな事が続くと、通っている意味はあるのだろうか、と思ってしまうかもしれません。
月謝の負担
習い事ですから月謝がかかります。相場は¥3,000くらいから¥6,000くらいの教室が多いようです。習い事をそうきに始めればそれだけ費用はかさみます。リトミックへの価値と天秤にかけなくてはなりません。
リトミックをどう捉えるか
リトミックは、お子さんの早期教育にメリットがある分、デメリットもあることがわかりました。では、リトミックをどう捉えればようでしょうか。解説します。
考え方はさまざま
メリット、デメリットを知り、どう感じましたか。メリットはデメリット(早期教育に最適=低年齢は負担)という事です。しかし、お子さんの1生の中の0歳から6歳はほんの一瞬の事です。無限の可能性を秘めた一瞬をどう過ごすか、お子さんに何をしてあげられるかは一瞬の時期に終わります。これは人それぞれ考え方があると思います。ただ、悔いてほしくはないことは確かです。
子供と過ごせる期間を大切に
前述で、小さい時期はほんの一瞬とお話ししました。親もまた、子供に頼られスキンシップを求められるのはほんの一瞬です。その時間がどれだけかけがえのない時間だったかは、皆後になって気づくものです。
楽しいか、そうでないか
小さなお子さんを日々育児することは、容易なことではありません。つい頑張りすぎたり、完璧になろうなんて思っていませんか。もしリトミックを習って楽しくない、負担になると親御さんが感じたなら、どうか無理はしないでください。
無理なくできる範囲で
リトミックをコンスタントに習う他にも、市町村のイベントでリトミックがやっていたり、児童館で単発リトミック会をしていたりする場合もあります。無料のものもあり、手軽に気軽に参加できます。ぜひ、お子さんの様子をみてリトミックイベントに参加するのも良いでしょう。
大切なのは「楽しいか」です。親子で充実した生活を送ってほしいです。
リトミックのメリット、デメリットのまとめ
メリット、デメリットを踏まえて
メリットとデメリットは表裏の関係がわかりました。つまり、メリットをしているときもデメリットはついてくるけれど、それ以上の成長と喜びに到達した時、それは結果よかったと思うわけです。習って良かったと思えるレッスンをするのが私たちリトミック講師の使命だと思っています。
お子さんのことを1番に考えて
お子さんの大切な人生がより良いものになるために、サポートできることはする、親心ですよね。どんな習い事も経験も子供たちはその力を未来に繋げていく事と思います。
お子さんの成長を尊重しながら、楽しく音楽に触れる機会を多く作ることが大切です。