子供の習い事「ピアノ」には凄い効果が!東大生2人に1人がピアノを習っていた!
すごいデータがあります。一般的に、何かの楽器を習っている小学生の割合は約25%。しかし、オンラインおけいこMY STYLEさんのデータによると、東大生の50%以上が子供時代にピアノを習っていました。他の調査でも同じ結果がでています。ピアノは、感性を養うだけでなく、学力向上のための習い事としても注目されているのです。
東大生2人に1人がピアノを習っていました!凄すぎる!
ピアノを習うと頭が良くなる
ピアノ演奏は、驚くほど脳によいのです。ホンマでっか⁉TVに出演されている澤口俊之先生(武蔵野学院大学・大学院教授、人間性脳科学研究所所長)は過去に、「習い事をさせるならピアノがいい」と発言されました。
記憶力の向上
ピアノを演奏する際には楽譜を読み、音を記憶し、指を使って複雑な動きを行います。これらのプロセスが記憶力や集中力を鍛えます。
脳の両半球を活性化
ピアノ演奏では両手を使い、異なる動きを同時に行うため、脳の左半球と右半球がバランスよく活性化されます。これにより、論理的思考や創造性が高まるとされています。
聴覚と運動の連携強化
音を聞きながら指を動かすことは、聴覚と運動神経の連携を強化します。この訓練が脳全体の機能を向上させる助けになります。
計画力や問題解決能力の向上
楽譜を読みながら先を考え、どのように演奏するかを計画する過程は、計画力や問題解決能力の発達にも寄与します。
ピアノが脳を発達させるという実証データはたくさんあります。学習系、スポーツ系など、ほとんどの習い事においてHQ(前頭前野の脳間・脳内操作系が人間性を作る。その能力を人間性知能、略してHQと呼ぶ)は変わりませんが、ピアノだけが突出して高いのです。
ピアノはいつまでに始めたほうが良いのか
ピアノは「小さい頃から習わせたほうがいい」や「小学生になってからだともう遅い?」と考えている方もいるようです。ここではピアノを習い始める時期について解説します。
ピアノは3歳で始めるのが効果的
多くのピアノ教室では3〜4歳から生徒を受け入れていることから、3、4歳がピアノの始め時のようなイメージがあります。3歳は言葉が急速に発達したくさんのことが吸収できる年齢なので、確かに、ピアノも3歳頃から無理なく始められると思います。ですが、実際3歳ではまだ指の力が弱いことから、両手で曲がしっかり弾けるようになるのは4、5歳頃からが現実的です。「せっかく3歳から習い始めたのに全然曲が弾けない。」と感じる人もいるかもしれませんが、焦らず長い目で見守っていきましょう。
ピアノは何歳から始めても無駄にはならない
3歳からと聞いて、「うちの子にはもう遅い…」と思われた方もいるかもしれませんが、ピアノは何歳から始めても大丈夫です。小学生から始めたとしても、脳の発達などピアノの良い効果を得ることができます。たとえ大人から始めたとしても、脳への良い影響がもたらされますし、必ずピアノは弾けるようになります。現実、小学生から始めた子は自分の意思で「習いたい!」と思ってきてくれるので、長く続けられる子が多いです。上達の速度に関しても、3歳から始めた子と大きな差はありません。その子が「習いたい」と思った時に始めるのがベストです。
音感を鍛えるな6歳半までに習わせよう
実は音感を身につけさせたいと思っているようでしたら、タイムリミットがあります。それは6歳半までに、音感教育を始めるということです。厳密には6歳半からは絶対音感能力は伸びません。したがってトレーニングの時期を加味すると遅くとも4歳頃までに音感教育を始めなくてはなりません。これは「絶対音感」の習得に限った話ですので、音楽、ピアノ教育はいつ始めても、その効果は得られると考えています。
いつまで続ける?
始まりがあると、終わりはいつか?と思う方もいると思います。ピアノの辞め時(本当はそんものありませんんが)は、受験期、進級などをきっかけに辞める方が多いですね。しかし、ピアノは生涯の相棒といった感じで、演奏自体は一生続けて欲しいというのが、全てのピアノ講師の願いだと思います。ここではレッスンとしてのピアノの終わりとして考えると、結論10年は続けて欲しいと思っています。実際、ピアノ習得には長い年月がかかることはいうまでもありません。続けることに意味があり、大きな力と自信がつきます。その能力と自信はかけがえのない素晴らしい成果です。
ピアノの習い始める時期は、音楽教室の募集の年齢にもより多くは3、4歳のイメージがあります。それにはレッスンが成立する年齢という理由があります。しかし、「ピアノを習いたい!」と自身が強く思った時こそ、最適な時期とも言えるでしょう。
ピアノが無駄にならないために
お話ししてきたように、ピアノを習うとメリットもたくさんありますが、これらは長く続けことで身につく効果です。すぐに辞めてしまっては「無駄だった」と感じてしまうかもしれません。無駄にならないために、いくつかのポイントをお話しします。
子供の興味ややる気を無視して教室に入会してしまった
ピアノを始めて欲しいと、子供の気持ちを確認せず始めてしまったりしないで下さい。ピアノの効果を求めて、親の意思だけで始めてしまい子供のモチベーションが上がらないと本末転倒です。子供が興味を持っているものを習うのが1番です。ピアノを習って欲しいのだったら、子供自信が「やってみたい」と思える年齢までまったり、ピアノに憧れる機会を作ることから始めてみると良いでしょう。
教室や講師、方針を比較せずに決めてしまった
ピアノは講師によって、レッスンのペースや方針が全く違います。子供の性格に合わない先生を選んでしまうと、ピアノが楽しめず、すぐに辞めたくなってしまいます。子供がピアノを長く続けられるかどうかは、先生選びで決まります。できるだけ入会を決める前に2人以上の先生のレッスンをみて、より子供と相性が良い先生を選ぶのがおすすめです。
家にピアノが置けず、全く上達できなかった
ピアノはレッスンの時間だけでは上達が難しい楽器です。できるだけ毎日鍵盤に触って、少しずつでも練習できることが理想です。そのため自宅で練習できる環境が作れるかどうか、ピアノを習う前に確認しておきましょう。ピアノは電子ピアノや最初はキーボードでも構いません。自宅に準備できる環境を確認しましょう。
少し無理のあるスケジュールでレッスンの予定を入れてしまった
習い事は時間に余裕を持って始めることが大切です。特に子供は「友達と遊びたい」、「ゲームをする時間が欲しい」、「テレビが見たい」など、したいことを制限してしまうとストレスになり、好きだったピアノの嫌になってしまいます。時間がタイトなスケジュールでは、子供だけではなく、親も子も疲れてしまう結果になります。ピアノ教室の空いている時間を必ず確認してから入会し、余裕を持って長く続けることが大切です。
ピアノは決して無駄な習い事ではありません。しかしモチベーションや環境次第で、つまらないものになってしまったり、長く続かないことから結果を感じられないことにならないように、気をつけて始めましょう。
効果が出るピアノの習い方
ピアノを習うなら効果が出るよう習いたいですよね。効果が出る習い方のポイントをいくつかお話しします。
習い始める前に必ず子供と相談する
まずは子供がピアノを習いたいか、確認しましょう。子供が具体的にピアノのイメージができない場合は、YouTubeでピアノの演奏動画を見たり、地域でやっているピアノのコンサートに行ってみるなど、ピアノに触れる機会を作ってみましょう。そこで興味を持ってもらえたら習い始めましょう。
教室や先生との相性の重要性
ピアノは先生との相性が何よりも大切です。入会前の体験レッスンで、次の3つのポイントをチェックしましょう。
- 先生が子供の話を聞いてくれるか
- 子供が自分の意見を言いやすそうにしているか
- 笑顔でレッスンが受けられているか
この3つがクリアしていれば、子供にあった先生であると判断できます。何より親と子供が「その先生を好きになれるか」で選びましょう。
無理はせず、余裕を持てるレッスンスケジュール
教室への通いやすさもポイントの一つです。電車を乗り継がないと行けないような教室は、モチベーションが下がった時に必ず「行くのが嫌だな…」と思ってしまう原因になります。通いやすい範囲でピアノ教室を見つけましょう。見つからない時は、出張ピアノレッスンやオンラインレッスンなども検討してみると良いでしょう。
長く続ける大切さ
体験レッスンを受ける前に、実際レッスンを希望する曜日や時間の候補をあげておきましょう。もし体験レッスンを受けて子供に合う教室を見つけたら、希望の日時でレッスンが受けられるか確認してから入会しましょう。
せっかく習うピアノ、効果を最大限に出せるようポイントを参考にピアノを始めてみて下さいね。
まとめ
ピアノの習い事、凄い効果があることがわかりました。簡単にまとめてみます。
ピアノを習うと頭が良くなる理由
ピアノを習うことは、楽譜を読みながら両手で異なる動きを同時に行う複雑な脳の活動を通じて、記憶力や集中力、論理的思考、創造力、聴覚と運動神経の連携を強化し、さらに計画力や問題解決能力を高め、感情を表現・コントロールする力を養うことで、全体的に脳の働きを活性化させ知能が向上するとされています。東大生の2人に1人はピアノを習っていたとの結果も出ています。ピアノを習うと頭が良くなります。
ピアノが無駄にならないために
ポイントは、まず習うのは本人ということ。自身が「習いたいか」「好きか」が1番大切なことです。また、習う環境もできるだけ早めに揃えることです。ピアノを準備し練習できる環境を整えましょう。また、レッスンのスケジュールには余裕をもち、ピアノ自体がストレスなことにならないよう配慮することが重要です。
効果が出るピアノの習い方
効果を出すためには、まず継続してレッスンに通うことです。長く通うには、自身にあった教室、講師であることが最も重要です。他、自身にあったレッスン時間であるか、距離であるかなどです。なるべくストレスがなくピアノに集中できる環境を作ることで、長くピアノを続けられ、効果も十分に得られることができます。
ピアノは素晴らしい効果が出る習い事です。しかし、その効果は1日、2日では出ません。長く通うことで確実に効果が得られます。できるだけピアノを楽しくやりがいのある習い事として定着させ、継続してレッスンに通うことをお勧めします。