リトミック教室の月謝相場を徹底解説。月謝以外にかかる費用や選ぶポイントも紹介
子どもにとって初めての習い事に、リトミックを考えている親御さんも多いのではないでしょうか?幼児リトミック教室の月謝、月謝以外にもかかる費用などを詳しく解説します。お子さんの習い事でリトミック教室を選ぶ際のポイントもまとめてみましたので、習い事でリトミック教室を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
リトミックってなに?
はじめにリトミックってなに?とわからない方に「リトミック」とは何か、を説明しますね。
私が詳しく解説します!
リトミックの歴史
今から100年以上前、スイスの音楽教育家・作曲家、「エミール・ジャック=ダルクローズ」によって創案された音楽教育法です。
本当のリトミックとは
ピアノや楽器の生演奏を使用しないリトミックや、C D音源を使うリトミックなどを見かけたりしますが、ダルクローズが提唱したリトミックは「生演奏」が大前提です。
リトミックはどこで習えるの?
大手音楽教室や、個人ピアノ教室、幼児教室などでもリトミックレッスンを展開しているようです。ポイントは、上記の「生演奏」でダルクローズリトミックを教えてもらえるか、どうかです。
リトミックを習っていた芸能人
リトミック教育法は各所に人気があり、皇室の愛子さま、黒柳徹子さんが習っていたのは有名です。また、童謡「赤とんぼ」で有名な作曲家の山田耕作、上戸彩さん、また芸人の横澤直子さんはリトミックに憧れ、最近資格までとったようです。
リトミックの歴史は古く、また芸能人のような多彩な方々、偉大な作曲家、皇族でも取り入れている教育法とは驚きですね。
リトミック教室の月謝、月謝以外にかかる費用
大手楽器メーカーが運営しているリトミック教室や、個人教室の場合などでは違いがあるようです。月謝の他にもリトミック教室にかかる費用を解説します。
月謝の相場
大手音楽教室の場合、月謝の平均は¥6,000くらいから¥10,000くらいです。個人教室ですと¥3,000から¥6,000くらいでしょう。月謝ですから月に2回、3回のレッスンでの値段です。
月謝以外にかかる費用
月謝以外には、入会時にかかる「入会金」、施設維持費、教材代などがかかる場合があります。特に大手音楽教室は先述した項目はかかることはほとんどです。個人リトミック教室の場合は、かかる場合とかからない場合で分かれるようです。この違いは企業としての人件費、運営費などの違いだと考えられます。
教材代
リトミックではがタンバリン、すずなど様々な楽器を使用したり、様々な教具を使います。レッスン中だけ教室の物を使うことも多くありますが、消耗品や製作の材料費がかかることもあります。その費用を教材費として徴収しているところが多いです。コロナが起こってから教具の使い回しもしないという教室も多く、楽器なども買取してもらう場合も出てきていて、その費用を考えなくてはなりません。
発表会費、イベント代、
リトミック教室によっては、発表会をしたりイベントを開催したりする場合があります。その頻度は年に1回程度のことが多いです。発表会などのイベントは月謝とは別に¥5,000くらいから¥10,000くらいかかる場合があります。これは発表会の運営、会場費、衣装代(あれば)、諸経費などが含まれている場合が多いです。
リトミックを習い始めるには上記のような費用がかかることを覚えておきましょう。
費用の効果
今やリトミックは、市町村のイベント、商業施設でのイベントなどで開催していることも多く、無料で気軽に体験することもできます。そのような、費用がかからないリトミックがある中、月謝を払ってまでリトミック教室に通うことは必要?と思っている方に費用の効果(意味)をお話ししますね。
無料のイベント
上述したように無料のイベントリトミックを見かけることが多くなっきました。無料でなくてもワンコインなどのリトミックもあります。このようなリトミックに参加することは良いことだと思います。どんどん外に出ることはお子様の社会性が育つ良い機会です。しかしリトミックの質としては、イベントとしてのカリキュラム(初見でも誰でも楽しめる)であることが多く、それのみを受け続けることはリトミックの進度において、もの足りない結果になってしまいます。もしリトミックで音楽的才能を育みたいなら、無料のイベントばかりに出ることはお勧めしません。
YouTube動画ではだめ?
YouTubeなどでも「おうちでリトミックをしよう!」などたくさんのコンテンツがあります。楽しくリズム遊びには適していますが、何度も視聴する間に子供はそれを覚えてしまいます。リトミックに重要なのは脳の「あっ!はっ!」体験です。変化を認識し体感する事です。ですからなるべく対面のリトミックにも参加しましょう。
月謝制のリトミック教室
月謝制のリトミック教室に通うこと月に¥3,000から¥10,000くらいの出費になります。また、教材費、維持費がかかったり。しかし、この値段はリトミック以外の習い事であるスイミング、幼児教室、英会話教室などでも同じです。何かをお子さんに習得させたい場合、他の習い事と比べてもリトミックの相場は決して高くはありません。また、定期的に受け、適切なカリキュラムを進めていくのでお子さんへの浸透度は高まります。
様々な場所で開催されているリトミック、そこで得られることと価値は比例していると考えます。
費用の意味を考える
費用の意味を考えたとき、どのような基準があるのでしょうか。
リトミックの価値
リトミックとは音楽教育法ですが、「今すぐに演奏が上達する」、「読譜ができる」などの結果が目に見える教育ではありません。しかし、リトミックをすることで、音楽の捉え方は習ってきたお子さんとそうでないお子さんでは大きな違いが出ます。例えば「優しい子になってほしい」と思って育てて、その効果はいつ出ますか?ふっとした場面で垣間見える事だと思います。リトミックも同じで音楽への素地を作ることで、音楽のふっとした瞬間に現れる才能です。これをお子さんの今後に必要と思うかそうでないかで価値は大きく変わります。
身についたスキルの将来性
幼児期に習うリトミック。幼児期は成長の「臨界期」であり、臨界期とは人間の脳の発達の幼児期においてある刺激が与えられたとき、その効果が最もよく現れる時期のことをいいます。臨界期に適切な刺激を与えておけば、その後成長してからもすぐにコツをつかむことができるので、技能の上達が早くなります。 言語や数学、音感、感覚などに臨界期は存在しており、その臨界期は6歳未満である事がわかっています。お子さんの将来の才能の素地を作る臨界期に行うリトミックレッスンは一生役立つものになるでしょう。
身につくかどうか
潜在意識を知っていますか?潜在意識とは、日々の生活の中で自覚のないままに行動する際の意識のことです。潜在意識には、生まれてきてから現在までのすべての記憶が蓄積されています。例えば、歩いたり走ったりという行動は、必要に応じて自然と行なっていますよね。これは、歩く、走ることが潜在意識の中に刷り込まれているためです。また、自転車の運転や、スプーンやフォーク、箸の使い方などは、子どもの頃はうまくできずに何度も練習しますが、そのうちスムーズにこなせるようになります。これは、意識的に行なっていた行動が潜在意識の中に刷り込まれていったということです。リトミック活動もその時期に意識的に行った事が潜在意識の中に刷り込まれ、その記憶は今後、無意識レベルで活動を行えることになります。
リトミック教室の月謝の相場のまとめ
リトミック教室の月謝と、その費用に対する効果や意味をお話ししてきました。まとめてみましょう。
リトミック教室の月謝の相場の平均値
大手音楽教室では¥6,000から¥10,000、個人教室では¥3,000から¥6,000が相場のようです。またこの他、入会金、施設維持費、教材費などがかかる場合があります。
費用の効果や意味
リトミックは無料のイベントや、地域のコミュニティなどでも参加できたりします。単発で気軽に受けることができます。対して、月謝を払って通うリトミック教室はコンスタントに通うことで力がつきます。費用の効果は歴然と出ます。
リトミック教室の月謝相場を知ることでリトミック教室を検討する時の目安になります。また、費用の効果や意味もお分かりいただけたと思います。自分にあったリトミック教室が見つかることを願っています。