老後のボケ防止にはこれ!今から始められるおすすめの趣味3選

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シニアが習い事を始めることは、健康の維持や認知機能の改善、社会的つながりの強化、心の健康の向上、自己成長など、多岐にわたる利点があります。今回はボケ防止になる、そして何より無理なく楽しめるおすすめ習い事を3つご紹介します。これらの趣味を通じて、より充実した豊かな人生を送ることができるため、非常におすすめです。

平田先生

ぜひ、音楽で、健康寿命を伸ばして下さい!

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ボケ防止に最適な習い事3選

    ボケ防止のために有効な習い事3つを解説します。

    ピアノグループレッスン

    ピアノ演奏は左右の手を独立して動かすため、脳の両半球を均等に刺激します。また楽譜を読みながら鍵盤を操作することで、空間認知能力が向上します。グループで行うことで他の人と一緒にレッスンを受けたり、発表会に参加することで、社会的なつながりが強化されボケ防止にとても有効です。

    ウクレレレッスン

    ウクレレの演奏では、左手でコードを押さえ、右手で弦を弾くため、脳の両半球を均等に刺激します。左手でコードを押さえ、右手でリズムを刻むウクレレ演奏は、脳が複数のタスクを同時に処理します。常に新しい挑戦をすることで、脳が適応し続け、認知機能の維持や向上に繋がります。ウクレレは軽量で持ち運びがしやすく、家庭内でも気軽に演奏できます。また比較的簡単に基本的なコードを学べるため、初心者でも取り組みやすいです。

    シニアリトミック

    ジュネーヴ大学病院とジャック=ダルクローズ音楽院が共同して、高齢者におけるリトミックの効果に関する研究がスタートしました。高齢者がリトミックを定期的に行うことにより、平衡機能、歩行機能が改善し、転倒のリスクが約50%も減少する、という驚きの結果が得られました。そして、2021年には、他の介護予防プログラムと比較しても、リトミックを受けている高齢者のほうが転倒のリスクを減少させ、さらに、認知機能も改善させることが明らかになりました。

    音楽がボケ防止に有効的なことがわかりました。音楽によって、心も癒され穏やかに楽しみながらボケ防止ができるというわけです。

    ボケ防止以外のメリット

    シニアが習い事を始めることには多くのメリットがあります。以下に、その主な利点を詳しく説明します。

    健康の維持と向上

    身体の健康のために、ヨガ、ピラティス、水泳など筋力や柔軟性が向上し、転倒リスクを減少させます。また、血行促進や心肺機能の向上にも役立ちます。また、新しいスポーツへの挑戦は、身体活動量を増やし、全体的な健康を改善するのに効果的です。

    認知機能の改善

    脳の活性化のためパズル、パソコンの使用など、指先や頭を使う活動は、脳の認知機能を活性化し、認知症予防にも役立ちます。これにより、記憶力や集中力の維持・向上が期待できます。新しいスキルの学習は、脳の新たな部分を活性化し、全体的な認知機能を高める効果があります。

    社会的つながりの維持

    コミュニティと交流は大切です。習い事のクラスやサークル活動を通じて新しい友人を作ることができ、孤独感の軽減に役立ちます。特に高齢者にとっては、社会的つながりを維持することが精神的な健康に重要です。共通の趣味を持つ人々との交流は、精神的な充足感を高め、生活の質を向上させます。

    精神的な健康とストレス軽減

    書道、茶道など、心を落ち着かせ、精神的な安定をもたらします。リラクゼーションと精神安定は、日常のストレスを軽減し、心の健康を向上させる効果があります。

    自己成長と充実感

    新しいスキルや知識の習得は、自己成長の機会を提供し、充実感を得ることができます。特に、高齢者がこれまで挑戦したことのない分野に挑むことで、新たな目的や楽しみを見つけることができます。また自己表現の場を持つことで、個人の満足感を高めます。

    シニアが習い事を始めることは、身体的、認知的、社会的、精神的な健康を向上させる多くのメリットがあります。これにより、より充実した豊かな生活を送ることができるため、非常に推奨されます。

    ボケ防止に「音楽」が良い理由

    音楽がボケ防止に良い理由は、音楽が脳に多面的な刺激を与え、認知機能の維持や改善に役たつからです。具体的な理由をあげます。

    脳への多面的な刺激

    音楽は聴覚を通じて脳に直接刺激を与え、音のパターンやメロディを認識する過程で脳を活性化します。また、音楽は感情に働きかけ、幸福感やリラックス感をもたらします。これにより、ストレスを軽減し、精神的な健康を維持します。そして音楽は過去の思い出や感情を呼び起こす力があり、記憶の活性化を助けます。特に懐かしい音楽は、記憶を呼び起こす作用があることがわかっています。

    認知機能の向上

    音楽を聴いたり演奏したりすることで、集中力と注意力が高まり、これが認知機能全般の向上につながります。歌詞のある音楽を聴くことも、言語のリズムやイントネーションを感じとったり、言語能力の維持に重要です。

    社会的・情緒的な効果

    音楽を通じて他人と交流することで、社会的なつながりが強化され、孤独感や社会的な孤立を防ぎます。音楽は感情のバランスを保ち、気分の改善や情緒の安定に役立ちます。これにより、精神的な健康が保たれます。

    身体的な活動

    音楽に合わせて体を動かすことは、身体的な運動にもつながります。ダンスやリズム体操など、音楽に合わせた運動は身体の健康維持にも役立ちます。

    音楽を始める時のポイント

    高齢者が音楽を始める際のポイントをいくつか紹介します。これらのポイントを押さえることで、音楽を楽しみながら効果的に認知機能の維持や向上を図ることができます。

    積極的に参加する

    新しい曲や技術に挑戦することで、常に脳が活性化され、楽しさも持続します。ジャズ、クラシック、フォークなど、さまざまな音楽スタイルに触れることで、幅広い音楽体験を楽しめます。せっかく楽しむなら恥ずかしがらず、積極的に取り組みましょう。

    楽しみながら学ぶ

    自分の好きな曲を練習することで、楽しさが増し、練習への意欲も高まります。グループレッスンなどに参加すると、音楽を通じて新しい友人を作ることができます。

    継続的な参加

    すぐに結果を求めず、ゆっくりじっくり楽しむつもりで続けましょう。上達より、継続することを目的とし、続けることが大切です。楽しんでいる自分を褒め、モチベーションを保ちましょう。

    無理のないペース

    急いで上達しようとせず、自分のペースで楽しみながら進めることが大切です。無理をせず、手や指の疲れを感じたら休憩を取るなど、体調に気を付けながら取り組みましょう。

    つい、上達や進度を気にしてしまいがちですが、楽しんで続けることに大きな意味があります。無理をせずに続けることが大切です。

    老後のボケ防止に有効な習い事3選、まとめ

    ボケ防止に音楽が良い理由と、有効な習い事をお話ししてきました。簡単にまとめてみます。

    老後のボケ防止に有効な習い事

    ボケ防止に有効な習い事は、「音楽」です。具体的にはグループピアノレッスン、ウクレレレッスン、リトミックレッスンです。

    音楽がボケ防止に良い理由

    音楽は聴覚を通じて脳に直接刺激を与え、活性化させる効果があります。また、音楽は感情に働きかけ、幸福感やリラックス感をもたらし、ストレス軽減、精神的な健康を維持します。また指先を使うピアノ、ウクレレは脳に良い刺激があり、身体を動かすリトミックは運動機能にも大きな効果があります。

    音楽を始める時のポイント

    とにかく楽しむことが重要です。上達や進度は気にせず、好きな音楽を奏る楽しさを十分味わうこと、音楽で身体を動かす気持ちよさを感じることです。そして、短期間で結果を求めず、継続して音楽を楽しむことが重要です。無理をせず、長く続けることをお勧めします。

    音楽は過去の思い出や感情を呼び起こす力があり、記憶の活性化を助けます。リラックしながら、指先を使ったり、身体を使い脳と身体機能の向上を期待できます。音楽の力で若返りができるということです。

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    この記事を監修した専門家

    平田みどりのアバター 平田みどり 絶対音感が身に付くピアノレッスン講師

    ピアノ・リトミック教室HappyMusicのオーナー講師。4歳からピアノを始め、現役奏者の頃は年に100回近くのピアノ演奏、楽器店のミニコンサートへの出演などを行っておりました。
    現在は千葉県柏市・我孫子市にあるHappy musicのオーナー講師として、リトミック、ピアノ講師として活動中。
    幼稚園教諭免許・保育士免許・日本ジャックダルクローズ協会会員・リトミック認定講師資格・ベビーリズムマッサージ資格・ヤマハ指導グレード資格取得。

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