絶対音感があると、英語の習得に有利。英語力やIQアップにも効果がある!
音楽の才能のひとつとして注目されている「絶対音感」。その神秘的な能力に憧れている方も多いと思います。実は絶対音感は適切な時期、トレーニングで確実に身につけることができます。そして、今回はその絶対音感がなんと英語、外国語習得に効果があるお話しです。またIQアップにもつながるとの研究結果が出ているようです。詳しくお話しをしていきますね。
絶対音感で頭が良くなるって凄い!
絶対音感ってどんな能力
絶対音感、なんだか神秘的な能力のような感じがしている方が多いのではないでしょうか。簡単に説明しますね。
比較せず正確に音名がわかる能力
「絶対音感」とは、ピアノなどの楽器が奏でる音を、「ド」「レ」「ミ」といった音名で聞き分けられる能力のことです。ほかの音と比較しなくても、言い当てることができる能力です。楽器の音だけではなく生活音も音名として捉えることもできます。
身につけられる時期
生まれたばかりの赤ちゃんは、聴覚がとても発達しています。これは、おなかの中にいるときから聴き慣れている、お母さんの声を聴き分けるためといわれています。これが絶対音感のもととなっている能力です。子供は発達するにつれ、7~8歳頃をピークに、優れた聴力が失われていきます。そのため絶対音感は、生まれつきの聴覚が残っている6歳半までに鍛えないと身につけることができないとされています。
生まれつきなの?
絶対音感は生まれつきではありません。逆にい言えば、生まれたての赤ちゃんはその時点で皆素晴らしい聴覚を持っています。その素晴らしい聴覚を絶対音感のトレーニングで伸ばすのです。生まれたての赤ちゃんが音を識別するのには、大人が教えていかなければ音名など知る余地もありません。
絶対音感を持っている人の割合
絶対音感をもっている人はとても少なく、日本の一般大学生で3%ほど、音大生でも約30%といわれています。そのためか、絶対音感がどんな能力で、どんなメリットがあるかはあまり知られておらず、誤解されることも少なくありません。
絶対音感の能力は素晴らしいものです、その能力がトレーニングで身につけられることもお分かりいただけたと思います。
語学習得と音感の関係
語学習得と音感(音楽的な感覚)の関係について、以下の4つのポイントがあります。
音韻認識の向上
音感が良い人は、言語の音韻(音の違い)を細かく認識する能力が高い傾向にあります。言語の発音には、音の高低や強弱、リズムが含まれており、これらをしっかりと認識できる人は、外国語の正しい発音やイントネーションを習得しやすくなります。音感が鋭いことで、言語の微妙な音の違いを聞き分ける力が高まり、より早く習得できると言われています。
リズム感と流暢さの関係
音楽には一定のリズムがあり、音感が優れている人はこのリズムを感じ取りやすいです。言語も同様にリズムや抑揚があり、特に英語のようなストレスタイムド(強勢を置く)言語では、リズム感が語学の流暢さに影響を与えます。音楽的なリズムを感じ取る力があると、言語の自然なリズムを身につけやすく、流暢な会話が可能になります。
音楽トレーニングと記憶力の向上
音楽を学ぶことで脳の記憶力が向上し、これが語彙や文法の習得に役立つとされています。特に歌詞を覚えるように、リズムやメロディーに乗せて言語を学ぶことで、言語学習が効率的になります。メロディーと一緒に言葉を覚えることで、自然に単語やフレーズを記憶する力が高まることがあります。
発音と音楽の関係
楽器を演奏する際の「音を聞いて演奏を調整する」という作業は、言語の発音を練習する際の能力に非常に似ています。音感が優れている人は、自分の発音を聞き取り、それをすぐに修正することができるため、正確な発音を身につけるスピードが速くなります。音楽の学習の習慣が、発音練習でも大きな助けとなるのです。
音感と語学習得には、リズム感、音の認識、記憶力の向上など、さまざまな共通点があるため、音楽的なトレーニングが語学学習に好影響を与えることが多いと言えます。
絶対音感とIQの関係
絶対音感とIQ(知能指数)の関係について考えられるポイントを解説します。
音認識能力と認知力の関連
絶対音感を持つ人は、特定の音を正確に認識し、その音を言葉として記憶する能力が高いです。このような音の識別や処理の能力は、脳の聴覚認知機能や記憶力に影響を与えるため、結果としてIQに関連する認知機能全般の向上につながることがあります。特に、言語能力やパターン認識などのスキルに関わってくることが多いです。
絶対音感と脳の構造の関係
研究によると、絶対音感を持つ人は、音に関連する脳領域(特に聴覚皮質)が通常よりも発達していることが多いと言われています。この脳の発達が、全体的な脳の構造や機能にプラスの影響を与える可能性があり、結果としてIQ向上に寄与している可能性があります。脳の特定の領域が発達すると、それに伴う他の認知機能も強化されることがあります。
集中力と注意力の強化
絶対音感を持つ人は、音に対して非常に鋭敏であるため、集中力や注意力を強く要求されることが多いです。音楽の中で細かい音の違いを区別する能力は、学術的な場面や問題解決の状況での集中力向上にもつながることがあるため、IQテストで測られる注意力や問題解決能力に好影響を与えることがあります。
記憶力の強化とIQ
絶対音感を持つ人は、特定の音の高さを即座に記憶し、識別する能力を持っています。この優れた音に対する記憶力は、一般的な記憶能力の向上にもつながります。音楽を通じたトレーニングが脳の記憶システムを強化することで、IQの一部であるワーキングメモリや長期記憶のパフォーマンスを向上させることができると言われています。
絶対音感とIQの間には、認知力や記憶力、集中力の向上といった要素が関係しており、脳全体の機能強化に寄与することがあります。ただし、絶対音感そのものがIQを直接高めるのではなく、それを通じて発達する脳機能が結果的に知能向上に結びつくと考えられます。
絶対音感を習得するには
絶対音感はトレーニングで身につけられます。身につけたい方は必見です。
ほぼ確実に絶対音感をつけることのできる唯一のトレーニング法
適切にトレーニングをおこなえば、ほぼ確実に身につけることができる絶対音感。「江口式絶対音感プログラム」は、現在、もっとも効果的なトレーニング法とされています。「江口式絶対音感プログラム」は3つの和音の響きを覚え、だんだんと細分化して単音化していきます。響きを捉えることでクロマでの聴き取りをしています。
忠実に行う
「江口式絶対音感プログラム」を始めるにあたり、明確なやり方、トレーニングの進め方があります。上記にも述べたように比較しないこと、日々のトレーニングをやめないなど決まり事を忠実に行います。
正しくトレーニングを進められる教室
それは「江口式絶対音感プログラム」を取り入れているピアノ教室、音楽教室です。そちらで正しくトレーニングを進めて下さい。正しい知識を持った講師が、挫けそうな時もきっと良いアドバイスやサポートをしてくれると思います。
まとめ
絶対音感があると、語学習得、さらにIQまで素晴らしい影響があることがわかりました。簡単にまとめてみますね。
絶対音感があると英語の習得に有利、IQアップの効果も!
絶対音感を持つことは、音声の識別や記憶、リズムの習得に優れているため、英語の学習においても有利な点が多いです。また、脳の聴覚や記憶に関わる領域が発達するため、IQの向上にも寄与することがあります。つまり、絶対音感は言語学習と認知機能の両方においてプラスの効果をもたらす可能性が高いと言えるでしょう。
絶対音感を習得するには
正しいトレーニング方法を6歳半までに行う必要があります。確実に身に付くトレーニング方法として江口メゾットがあります。このトレーニングを正しく習慣化して行うようにして下さい。
絶対音感、それは音楽に役に立つことかと思われがちですが、語学の習得、脳育、IQアップの効果まであるなんて驚きですね。絶対音感がトレーニングで身につけることができます。ぜひ6歳半までに身につけて、お子様の語学力、脳の発達、IQアップを引き出し、未来の可能性を広げてあげられたら良いですね。