絶対音感を身につけさせたい。何歳からトレーニングを始めれば良い?必ず身に付くの?

将来の選択肢を増やす為にも「音感トレーニング」をさせておきたいなと考えている親御さんも多い事と思います。しかし、「絶対音感って身につくものなの?」「トレーニングって具体的に何をすればいいの?」「何歳から始めれば良いの?」など、分からないことも多いと思います。そこで、絶対音感がほぼ確実に身に付くトレーニング法を詳しく解説したいと思います。

私が詳しく説明いたします!
絶対音感はトレーニングで身に付く
絶対音感は、トレーニングによって身に付く能力です。ただし、トレーニングを始める年齢が早いほど、習得しやすくなります。
早期教育プログラム
一般的には、5歳くらいまでにトレーニングを始めないと、身につけるのは難しいと言われています。ただし早すぎては、トレーニングを理解することが大変です。目安としては早くて2歳半くらいから5歳の間がトレーニングに最適な時期と言えるでしょう。
個別指導
早期教育が必要な絶対音感トレーニングは低年齢から始めるため、きめ細かい対応が必要です。従って、グループレッスンではなく個別指導が向いています。また親御さんも付き添い一緒にトレーニングを進めていきましょう。


経験豊富な講師
トレーニングは、経験豊富な講師、実際に絶対音感を習得させた経験がある講師、教室を選びましょう。音楽教室として「絶対音感トレーニング」をうたっている教室を探すことです。
楽しい環境
低年齢を対象としたトレーニングですから、それは楽しくなくてはなりません。トレーニングといえ、お子さんにとっては楽しくゲームのような感覚になる楽しい環境、進め方をすることは重要です。
絶対音感は、トレーニングによって身に付く能力です。しかし、トレーニングを始める年齢が早いほど、習得しやすくなります。絶対音感トレーニングはベテランの講師が楽しくトレーニングをすることがポイントです。
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絶対音感トレーニングを始める年齢
絶対音感トレーニングを始めるのに適した年齢は、一般的に幼少期が良いとされています。以下に4つの具体的な年齢段階とその理由を示します。
0歳~2歳
この時期は音を聴き取る感覚が非常に敏感で、音楽に対する自然な反応が最も豊かです.
親子で音楽を楽しむ環境を作ることで、音感の基礎を養えます。
3歳~5歳
幼児期は、音の高さやリズムを遊び感覚で学び始める最適な時期です。この頃に絶対音感トレーニングを始めると、音を音名(ド・レ・ミ)として識別する能力が発達しやすいとされています。トレーニングの意味(ルール)も理解できる時期にもなり、始めるには最も最適な時期でもあります。


6歳~8歳
本来、絶対音感は6歳半までにしま身につきませんが、小学校入学前後は、耳がまだ柔軟であるため、遅くてもこの時期までにトレーニングを開始すると多少の効果は期待できます。ただし、完全な絶対音感を身につけることは難しいかもしれません。
9歳以上
9歳を過ぎると絶対音感の獲得が難しくなると言われていますが、相対音感を鍛えることで音楽的能力を高めることは可能です。この年齢でも無理なく音感を楽しむことが大切です。
絶対音感のトレーニングは、特に幼少期に始めることで効果が高まりますが、子どもが音楽を楽しむことを第一に考えることが重要です。
絶対音感の具体的なトレーニング方法は?
絶対音感の具体的なトレーニングをしている教室があります。どのようなトレーニングをして絶対音感を習得させているのか紹介します。
ほぼ確実に絶対音感をつけることのできる唯一のトレーニング法
適切にトレーニングをおこなえば、ほぼ確実に身につけることができる絶対音感。「江口式絶対音感プログラム」は、現在、もっとも効果的なトレーニング法とされています。「江口式絶対音感プログラム」は3つの和音の響きを覚え、だんだんと細分化して単音化していきます。響きを捉えることでクロマでの聴き取りをしています。
忠実に行う
「江口式絶対音感プログラム」を始めるにあたり、明確なやり方、トレーニングの進め方があります。上記にも述べたように比較しないこと、日々のトレーニングをやめないなど決まり事を忠実に行います。
正しくトレーニングを進めること
それは「江口式絶対音感プログラム」を取り入れているピアノ教室、音楽教室です。そちらで正しくトレーニングを進めて下さい。正しい知識を持った講師が、挫けそうな時もきっと良いアドバイスやサポートをしてくれると思います。


絶対音感は必ず身に付く?
絶対音感トレーニングは適正な年齢に、正しいトレーニングをすればほぼ確実に身につけることができます。しかし、その方法が違ってしまうと必ずしも全員が絶対音感を身に付けられるわけではんばいのです。以下にその理由を4つ挙げます。
開始年齢の影響
絶対音感の習得は、一般的に幼少期、特に0歳から6歳頃までに始めることが効果的とされています。この期間を過ぎると脳の発達が進み、音を絶対的に認識する能力が減少するため、訓練の効果が薄くなる可能性があります。
個人差
絶対音感の獲得には、遺伝的要素や個人の感受性が影響します。どれだけ努力しても、生まれつきの聴覚特性や脳の構造によって成果が異なる場合があります。
トレーニングの質と量
正しい方法で継続的にトレーニングを行わないと、絶対音感を身に付けることは難しいです。効果的な練習プログラムや、指導者の質も重要な要素となります。
興味やモチベーションの影響
トレーニングを受ける子ども自身が音楽や音感に興味を持ち、楽しんで取り組むかどうかも成功の鍵です。無理に続けるとストレスになり、習得が妨げられることがあります。


これらの理由から、絶対音感トレーニングをしても、誰もが確実に絶対音感を獲得できるとは限りません。ただし、音楽への理解や感受性が高まり、相対音感を含めた音楽能力全般が向上することは期待できます。
まとめ
「絶対音感を身につけさせたい」「何歳までにトレーニングを始めれば良いの?」「本当に身に付くの?」などのお悩みがあったと思います。少しでもこの記事が参考になれば嬉しいです。
絶対音感はトレーニングで身に付く
絶対音感は、特に幼少期に適切なトレーニングを受けることで身に付けられる可能性があります。ただし、開始時期や個人の特性、トレーニングの方法によって効果が異なり、大人になってからの習得は難しいとされています。音楽を楽しむ環境作りが重要です。
トレーニングを始める時期
絶対音感のトレーニングを始めるのに最適な時期は、幼少期、特に0歳から6歳頃までが効果的と言われています。この時期は、聴覚が柔軟で音を正確に認識しやすいため、音感の基礎を築きやすいとされています。
具体的なトレーニング方法
ほぼ確実に絶対音感をつけることのできる唯一のトレーニング方法は「江口式絶対音感プログラム」です。適切にトレーニングをおこなえば、ほぼ確実に身につけることができます。


絶対音感は素晴らしい才能の1つです。お子さんの才能を広げるためにトレーニングを始めてみてはいかがでしょうか。
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必要なのは、「音を楽しむ時間」を親子で一緒に重ねることだけ。
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きっとお子さんの「聴く耳」と「感じる心」が、自然に育っているはず。
音感は“才能”ではなく、“育てられる力”。
親子で笑顔で楽しめば、その力は必ず芽を出し、花開きます。