絶対音感の正しい鍛え方。子供に絶対音感が必ず身に付くトレーニング方法を詳しく解説

「絶対音感」という言葉を知っていますか??簡単に言えば、聞いた音を「ドレミ・・・」の音階で比べることなく判別することができる力のことです。モーツアルトや、ベートーヴェンのような有名な音楽家のほか、相対性理論で有名なアインシュタインも絶対音感を持っていたと言われており、絶対音感をもつことは、脳の発育にも影響があることがわかっています。お子様の将来の選択肢を増やす為にも「音感トレーニング」をさせておきたいなと考えている親御さんも多い事と思います。しかし、「絶対音感って身につくものなの?」「トレーニングって具体的に何をすればいいの?」「何歳から始めれば良いの?」など、分からないことも多いと思います。そこで、絶対音感がほぼ確実に身に付くトレーニング法を詳しく解説したいと思います。

絶対音感って身に付くものなの?
絶対音感はトレーニングで身に付く
絶対音感は、トレーニングによって身に付く能力です。ただし、トレーニングを始める年齢が早いほど、習得しやすくなります。
早期教育プログラム
一般的には、5歳くらいまでにトレーニングを始めないと、身につけるのは難しいと言われています。ただし早すぎては、トレーニングを理解することが大変です。目安としては早くて2歳半くらいから5歳の間がトレーニングに最適な時期と言えるでしょう。


個別指導
早期教育が必要な絶対音感トレーニングは低年齢から始めるため、きめ細かい対応が必要です。従って、グループレッスンではなく個別指導が向いています。また親御さんも付き添い一緒にトレーニングを進めていきましょう。
経験豊富な講師
トレーニングは、経験豊富な講師、実際に絶対音感を習得させた経験がある講師、教室を選びましょう。音楽教室として「絶対音感トレーニング」をうたっている教室を探すことです。
楽しい環境
低年齢を対象としたトレーニングですから、それは楽しくなくてはなりません。トレーニングといえ、お子さんにとっては楽しくゲームのような感覚になる楽しい環境、進め方をすることは重要です。
絶対音感は、トレーニングによって身に付く能力です。しかし、トレーニングを始める年齢が早いほど、習得しやすくなります。絶対音感トレーニングはベテランの講師が楽しくトレーニングをすることがポイントです。
絶対音感は、幼児期にしか身につかない
絶対音感は、一般的に幼児期(特に6歳頃まで)にしか身につけにくいとされています。これは、脳が音に対する特定の認識を非常に柔軟に学習できる「臨界期」が存在するためです。しかし、これは絶対的なルールではなく、例外や個々の違いは存在します。
臨界期(感受性の高い時期)
脳の発達において、特定のスキルを効率的に学習できる「臨界期」が存在します。この期間は、脳が音や言語のパターンを柔軟に認識し、定着させる能力が高いとされています。特に音感に関連する神経ネットワークは幼児期に急速に発達します。このため、6歳までに絶対音感を学び始めることが効果的だと言われています。
成長後に絶対音感を身につけることは難しいのか?
成人後に絶対音感を獲得するのは非常に難しいとされていますが、不可能ではありません。一部の研究では、成長後でも訓練次第で絶対音感に近いスキルを習得できる場合があることが示されています。しかし、その場合、通常の音感(相対音感)に頼る形で学習されるため、幼少期に習得した絶対音感と同じ性質を持つものではないことが多いです。


絶対音感と相対音感
成長後に一般的に習得されやすいのは「相対音感」であり、これは音の高さを他の音との比較で認識する能力です。相対音感も音楽において非常に有用であり、むしろ多くの音楽家は相対音感を重視して訓練しています。絶対音感は音を絶対的な基準で捉える能力で、これは特に幼児期に学びやすいとされています。
言語と音楽の関連
幼児は、言語を学習する際にも音の微細な違いを非常に敏感に捉える能力を持っています。これは、音楽における音の高さや調の違いを認識する際にも活用されるため、絶対音感の習得に役立つと言われています。成長するにつれて、この音の認識に関する脳の可塑性が低下し、音の相対的な理解にシフトしていきます。
絶対音感は、幼児期に習得することが最も容易であり、その時期を逃すと習得が難しくなることが多いです。しかし、個人差や訓練方法によっては成長後でもある程度の音感向上が可能です。ただし、成長後に習得する場合、絶対音感というよりも相対音感を強化する形が一般的です。
絶対音感の具体的なトレーニング方法は?
絶対音感の具体的なトレーニングをしている教室があります。どのようなトレーニングをして絶対音感を習得させているのか紹介します。
ほぼ確実に絶対音感をつけることのできる唯一のトレーニング法
適切にトレーニングをおこなえば、ほぼ確実に身につけることができる絶対音感。「江口式絶対音感プログラム」は、現在、もっとも効果的なトレーニング法とされています。「江口式絶対音感プログラム」は3つの和音の響きを覚え、だんだんと細分化して単音化していきます。響きを捉えることでクロマでの聴き取りをしています。
忠実に行う
「江口式絶対音感プログラム」を始めるにあたり、明確なやり方、トレーニングの進め方があります。上記にも述べたように比較しないこと、日々のトレーニングをやめないなど決まり事を忠実に行います。


正しくトレーニングを進めること
それは「江口式絶対音感プログラム」を取り入れているピアノ教室、音楽教室です。そちらで正しくトレーニングを進めて下さい。正しい知識を持った講師が、挫けそうな時もきっと良いアドバイスやサポートをしてくれると思います。
絶対音感は脳の発育によい影響を与える
絶対音感が脳の発育に良い影響を与えるという研究結果は、いくつかの側面から確認されています。特に、音楽教育が脳に与える良い影響と、絶対音感を持つ人々の脳の特徴に関する研究が示唆しています。
脳の構造的変化
絶対音感を持つ人の脳は、特定の音を認識する能力に関連する領域が通常の人よりも発達していることがわかっています。例えば、聴覚皮質(音を処理する脳の部分)がより活性化し、厚みがあることが報告されています。特に幼少期に絶対音感の訓練を行うことで、この部分の発達が促進される可能性があります。
記憶力の向上
絶対音感の訓練は、音の認識だけでなく、音と記憶の関連性を強化する役割を果たします。これは音楽だけでなく、他の学習分野にも応用できると考えられ、結果として記憶力や集中力の向上に寄与する可能性があります。


言語能力への影響
絶対音感を持つ人々は、音に対する敏感さが高いため、言語の音の微妙な違いにも気付きやすく、特にトーンが重要な言語(中国語など)の習得に有利であると言われています。また、音楽と言語は脳内で一部の共通するネットワークを利用しているため、音楽の学習が言語の発達にも良い影響を与えることが示唆されています。
集中力と認知機能の向上
絶対音感を持つ人々は、音に集中する能力が高いため、これが集中力や問題解決能力の向上に関連する可能性があります。音楽は脳を多角的に刺激するため、複雑な思考を要する作業やクリエイティブな活動にも好影響を与えることが考えられます。
絶対音感を持つこと自体が脳の発育に直接的な影響を与えるわけではないかもしれませんが、それを習得するための音楽教育や練習が、脳の様々な機能に良い影響を与えることは多くの研究で示されています。幼少期に音楽教育を受けることは、音楽的なスキルだけでなく、脳の総合的な発達にも関係する可能性があります。
まとめ
絶対音感を鍛えたいなら、正しいトレーニングを幼児期から始めることが重要です。簡単にまとめてみます。
絶対音感はトレーニングで身に付く
絶対音感は、トレーニングによって身に付く能力です。ただし、トレーニングを始める年齢が早いほど、習得しやすくなります。そのトレーニング方法は江口式トレーニングと言って、このトレーニングを正しく行えば絶対音感は身につきます。年齢は2、3歳くらいから始めることができ、6歳半までにカリキュラムを終了しなくてはならない条件があります。江口式絶対音感トレーニングを行なっている教室を探しましょう。当教室は長年江口式絶対音感トレーニングを行なっており多くの絶対音感習得者を出しています。
絶対音感は幼児期にしか身につかない
絶対音感は、一般的に幼児期、特に6歳までの間にしか効果的に習得できないとされています。これは、幼少期の脳が音を正確に識別する聴覚能力を形成しやすい時期であり、その後の成長とともに神経回路の柔軟性が減少するため、後年では習得が難しくなると考えられているからです。


絶対音感は脳の発達に良い
絶対音感の習得が脳の発達に良いとされる理由は、音を細かく識別し記憶する過程が、聴覚や記憶、集中力を司る脳の領域を活性化させ、音楽的なスキルだけでなく言語処理や数学的思考、空間認識といった他の認知能力にも好影響を与え、脳全体の発達や神経回路の強化を促進すると考えられています。
絶対音感を鍛えたいと思っている方、正しいトレーニンング方法が知りたかった方はぜひ、試してみてください。お子様の将来のために何か才能を、とお考えの方には絶対音感能力はおすすめです。