ピアノを習いたい!現役ピアノ講師が0から解説、ピアノ教室の探し方
ピアノを弾いてみたい!弾けるようになりたい、または我が子にピアノを習得させたいと思った時、自分に合ったお教室に通いたいものですよね。ところでピアノ教室ってどうやって探せばいいの?どこにあるの?自分にあった教室に出会える?など、探すには少しハードルが高い部分もあるかもしれません。現役ピアノ講師が、0からピアノ教の探し方を解説します。
ピアノ教室の探し方がわからない・・・
現役ピアノ講師の私が全て教えます!!
インターネットで情報収集
今や、ピアノ教室探しはインターネットが主流です。しかし、星の数ほどある情報量から1つを絞り出すのは大変な作業です。的を絞っての検索をおすすめします。
ピアノ、地域名、などキーワードで探す
もちろん、検索ワードには自分の望むピアノ教室のキーワードを入力しましょう。「初心者」「コンクール」「音大受験対策」など、自分の方向性を、まずまとめてからキーワードを検索しましょう。ピアノ教室は長く通うものですから、近所、通える地域の地名でも検索してみましょう。
H Pがあれば必ず読むこと
検索した際に、H Pがある場合、チェックしましょう。写真(画像)などで教室も雰囲気もわかるかもしれません。また月謝や諸経費などが載っている場合は多く、通う時の目安になります。必ずH Pはチェックしましょう。
口コミ、画像、動画をチェック
インターネットで検索した時、口コミがある場合があります。口コミは見るようにしましょう。1つの目安になります。また1-2でも書いたように画像、動画がある場合には必ず目を通すようにしましょう。
インスタ、Facebookなどを開設している場合はチェック
インスタ、Facebookをしているピアノの先生も増えてきました。様々な発信をチェックするようにしましょう。その時、生徒さんの笑顔や、生徒さんの人数もわかります。そのような情報は教室の人気度などを測れるでしょう。
リサーチをし、調べることが大切ですね。しかしリサーチし過ぎでまとまらなくなることも。何が自分にとって重要なことか(ピアノを習う時)を見失わないよう検索しましょう。
通える近所の教室があれば問い合わせてみる
「近所にピアノ教室の看板があるけど・・・やっているの?」検索したけれど出てこない・・・。不安になる方もいると思います。しかし実はこれってよくある話です。苦笑
H Pを出していないことはよくある話
インターネットで検索をするのが主流になりましたが、まだまだH Pを出していないピアノ教室はたくさんあることも事実です。自宅教室では尚更、個人で小さく営業しているピアノ教室も多いのが現実です。
個人教室などはひっそりと運営していることが多いですね。
勇気を出して電話してみよう
看板などでピアノ教室を知った場合、少し勇気はいりますが、思い切って電話をかけてみましょう。「看板を見ました」と問い合わせの内容を話せば、対応してくれるでしょう。電話の場合、聞く事柄を漠然としたものではなく「ピアノを始めたい」「いつからやりたい」「体験レッスンは可能か」「何曜日、何時が空いているか」など聞く内容をまとめてから電話しましょう。しかし、相手方にもレッスン時間などの都合があるかもしれませんので、電話口では、あまりにも長くなる質問は避けましょう。
「ピティナ」が運営する「ピアノ教室紹介」を利用する
ピティナ(PTNA)とは、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会の略称です。1966年に発足した、ピアノを中心とする音楽指導者の団体で、ピアノ指導者をはじめ、ピアノ学習者や音楽愛好者など、約16,000人の会員が所属しています。さまざまなイベントやサービスを展開して、指導者の資質向上を目指しています。この団体が共有する「ピアノ教室紹介」を参考にしても良いかもしれません。ピィテナが運営していますのでしっかり紹介してくれます。
大手音楽教室に問い合わせてみる
大手音楽教室は、インターネットではもちろん、街の看板、テレビC Mでも目にします。指導法も確立されており、そのコンセプトは調べればすぐに知ることもできます。従って事前調べが十分にできます。また、お問い合わせセンターも開設していることが多く、気軽に問い合わせることができます。
事前調べは必要ですが、まず動く(問い合わせ)ことが大切です。それは1つに絞るのではなく、複数に問い合わせし、比べてみるのも良いでしょう。どんどん行動しましょう。
通えそうなピアノ教室が見つかったら体験レッスンに申し込む
良さそうなピアノ教室を見つけたら、続いて体験レッスンを予約しましょう。体験レッスンはほとんどの教室で行っておりますが、まれにやっていない、有料などという事もありますので、事前に確認しておきましょう。
メール、電話など方法を調べる
体験レッスンを予約するための方法を調べましょう。メールや電話番号があれば直接連絡し、体験レッスンの予約を入れれば良いとおもいますが、予約サイトがある、予約専用L I N Eがあるなどの場合もあるようです。
体験レッスンの日程を決める時の注意点
体験レッスンの日時は、「たまたま都合が空いている日」ではなく、実際にレッスンに通う場合になった時、通える日時を設定しましょう。教室によっては、曜日で担当講師が変わる場合があったりします。体験レッスンも実際習う講師の体験を受けるようにすると、納得がいくものになるでしょう。また、小さなお子さんの場合、実際のレッスンの時間帯で行うことで、お子さんの機嫌の様子も観察することができます。
体験レッスンで聞きたいことをまとめておく
2-2でお話ししたように(電話)、体験レッスンを受けに行く場合は、さらに詳しい質問をまとめておくようにしましょう。体験レッスン時間は通常のレッスンの合間に行うことがほとんどで、時間の制限があります。聞きたい質問は遠慮なく質問して欲しいと思いますが、とめどなくお話しをするのは避けましょう。要点をまとめて質問することがポイントです。
緊張せず、リラックスして体験レッスンを受けましょう
体験レッスンは雰囲気を知ってもらう機会の場です。初回から「弾いてください」や難しい読譜をしなければならないことは一切ありません。どうか、リラックスして自分の望みや、これからどうなりたいのかを講師に打ち明けていただきたいです。
体験レッスンのポイントをお話ししました。体験レッスンは気軽に楽しんで受けていただきたいです。緊張するかもしれませんが、「ピアノを楽しんで欲しい」と全ての講師は思っているはずです。
体験レッスン時の注意点
では、体験レッスンが実際どのように行われているかを具体的にお話しします。
体験レッスンは曲指導などはありません
上述したように、体験レッスンは雰囲気を知る場です。初回から教本指導や曲指導はしません。具体的に曲名をあげてお試しで弾いてみましょう、というくらいはありますが、「早速、曲を仕上げていきます」なんてことは絶対ありませんし、また「体験レッスンで1曲教えてもらえなかった」という苦情はなしにしましょう。
聞きたいことをまとめスムーズに聞きましょう
3-3でまとめておいた質問を聞く時間を自らも作りましょう。体験レッスンには時間制限があります。その中で聞きたいことがあれば時間を逆算し、聞く時間を自ら作らなくてはなりません。講師側も5分から10分は教室説明に充てている教室がほとんどです。時間配分を見て、聞きたいことがあれば時間内で聞けるよう心がけましょう。
どんな判断であれ、後日連絡はしましょう
体験レッスンを終えて、入会の有無の判断は1週間を目安に答えを出すようにしましょう。逆に「すぐに答えを出して下さい」という教室は(特別な場合除く)要注意ですし、「いえ、考えさせてください」とはっきり答えていいと思います。ピアノは長い付き合いになる習い事です。簡単に決めず、しっかり検討して答えを出して欲しいと思います。そして答えが決まったら、どんな答えであれ、必ず音楽教室に連絡をしてください。メールがあればメールでも構いません。もし、入会を断る場合、連絡は気が進まないと思いますが、体験レッスンをした音楽教室は入会も考え、その時間を空けてずっと待っています。そのことを考えますと、理由はどうあれ「今回の入会は見送ります」と一言で良いので連絡を入れるようにして下さい。
体験レッスン時から終了後のお話をしました。納得のいくピアノ教室を探すために大切な体験レッスン、しかし、講師や音楽教室にも配慮し、受けて頂きたいと思います。
0から解説、ピアノ教室の探し方のまとめ
0からのピアノ教室の探し方をお話ししてきました。「教室選びのポイント」はよく聞きますが、いざ、「探す」「連絡をとる」「体験レッスンを予約、受ける」「体験レッスン後」はどうしていいのかわからない方もいたのではないでしょうか。0からの探し方をまとめてみます。
探し方と積極的に行動すること
まず、「ピアノを習いたい」と思ったら情報収集です。自分の方向性や、何を重視するか書き出してみましょう。今はなんでもインターネットで調べることができます。有効的に活用して欲しいですが、あまりの情報量に見失わないことが大切です。
体験レッスンに申し込むこと
調べて、いいなと思った音楽教室、ピアノ教室に連絡をとりましょう。そして体験レッスンに申し込む事。体験レッスンを行うには、希望の日時のすり合わせが必要なため、あらかじめ、可能な日時をいくつかピックアップしておきましょう。日時は実際に通える曜日、時間をおすすめします。
体験レッスンの注意点
体験レッスンは雰囲気を知る場です。曲指導ではないことは理解しておきましょう。また決められた時間があります。時間配分を考え質問があれば時間内に聞けるようあらかじめ準備しておきましょう。体験レッスン終了後1週間以内には入会の有無に関係なく連絡を入れる配慮をしましょう。
ピアノを始めたいと思った方は、ピアノに何らかの憧れやメリットを感じてくれ行動に繋がっているのだと思っています。1人でも多くの方が自分にあった教室を見つけ、音楽に触れ、豊かな人生を歩いてほしいと願っています。