ピアノが上手くなる!今まで無駄な練習していませんか?!ピアノが上達する効果的な練習方法を解説
ピアノを習っているけれど、なかなか上達しない方!実は無駄な練習をしているかもしれません。効果的な練習を知らないがために、練習をしているだけになっていませんか。もし、練習はしているのになかなか上達しないのであれば練習方法を見直してみて下さい。今回はその方法とコツをご紹介します。
私が解説します!
無駄な練習とは?
ピアノの練習で無駄になることがある練習方法は、効果的な成長を妨げる可能性があります。以下のような練習は、避けた方が良いでしょう。
漫然とした練習
ただ弾くだけで目的や目標がない練習は時間だけが過ぎるだけで、練習とは言いません。練習方法がわかっていないために起こります。
間違いを放置する練習
間違った部分をそのままにして繰り返して練習している場合があります。これでは誤った指使いやリズムが定着してしまいます。間違え自体をわかっていない場合もあり、レッスンを受講することをお勧めします。
速さを重視した練習
テンポを上げることばかりに気を取られ、正確さや表現力を無視した練習になっていることがあります。これでは技術の向上よりもミスが増えやすくなります。
無計画な練習
練習計画を立てずにその場の気分で弾くと、目標がないため、練習の成果が見えにくくなります。どこまで練習する、どこまでできるようにするなど、目標を立てましょう。目標を立てるためには、自分の進度をきちんと把握する必要もあります。
同じ箇所ばかりの練習
一部分に固執して全体を練習しない場合があります。これは得意な部分や、曲の中の有名な部分のことが多く、その他に興味が見出せず練習が進まない場合もあります。これでは、曲全体の流れや構成が理解できず、本番でのミスにつながります。
これらの無駄な練習を避けるためには、練習の目標を明確にし、計画的に進めることが重要です。特に、間違いを修正しながら丁寧に練習し、リラックスして集中できる環境を整えることが大切です。
理想の練習時間は?
実際に練習するとなったらどのくらいの量を練習すればよいのでしょうか。時間の目安をお話しします。
2-1目安は?
■ 初心者
- 1日15~20分程度
基礎練習を中心に、ゆっくり丁寧に練習することが大切です。
■ 中級者
- 1日20~40分程度
基礎練習に加えて、課題曲の練習も行います。
■ 上級者
- 1日1時間以上
基礎練習、課題曲の練習に加えて、表現力向上のための練習も行います。
■ プロ
- 1日数時間
プロは、毎日何時間も練習を重ねています。
大切なのは、毎日継続して練習することです。 1日15分でも毎日練習する方が、週に2 時間まとめて練習するよりも効果的です。また、練習時間はあくまでも目安です。 集中力が続かなくなったと感じたら、休憩を挟みましょう。無理をして練習を続けると、かえって逆効果になる可能性があります
「1万時間の法則」は本当?
ピアノ習得における「1万時間の法則」は、1万時間練習すればプロレベルになれるという仮説です。心理学者アンダース・エリクソン氏の研究に基づき、マルコム・グラッドウェル氏の著書「天才! 成功する人々の法則」で世に広まりました。しかし、この法則にはいくつかの注意点があります。
- 1万時間はあくまで目安であり、個人差や練習内容によって大きく異なります。
- プロレベルの定義も曖昧であり、人によって異なります。
- 才能も重要な要素であり、努力だけで必ずプロになれるとは限りません。
つまり、「一万時間の法則」は、ピアノ習得における一つの指標として捉えるべきであって、絶対的なものではないということです。
時間より内容
練習時間の話をしてきましたが、1-1でお話ししたように漠然と時間だけが過ぎる練習では意味がありません。時間は効率の良い練習方法をした上での練習時間です。
ピアノが上手に弾けるようになるには、時間と努力が必要です。しかし、コツコツと練習を続ければ、必ず上達することができます。
ピアノが上手になる練習方法
ピアノが上手になるには、いくつかのポイントをお話しします。
上手く弾けない場所を把握する
毎回つまずく場所を把握しておきましょう。なんとなく弾けないで終わってしまい、つまずくと、最初から弾き直したりしていませんか。これでは無駄な練習になってしまいます。
目標を決めた練習
ピアノ練習の目標設定は、上達への近道です。具体的な目標を設定することで、モチベーションを維持し、練習をより効果的にすることができます。また、いきなり大きな目標を設定すると、達成できずに挫折してしまう可能性があります。まずは小さな目標から始めて、達成感を重ねていきましょう。
基礎練習
基礎練習は地味な練習ですが、つまずく箇所を弾くために必要な練習でもあります。一見、役に立つかわからないようですが、基礎練習はピアノの基礎になり必ず役に立ちます。
ゆっくり丁寧に練習する
苦手な部分をゆっくり、しっかり練習しましょう。つい速弾きをしてしまうことがあるのですが、しっかり弾けるまでゆっくり練習しましょう。
ピアノが上達知るには、苦手な部分を知ること、部分練習をゆっくりしっかり練習すること、並行して基礎練習をすることが大切です。
ピアノが上手くなるポイント
上手になる練習方法にはポイントがあります。ポイントを抑えることで、より効果的な練習方法になります。
レッスンで指摘されたことをすぐ練習する
ピアノレッスンを受けている方は、レッスンで講師に指摘された事(部分)をすぐに練習する事です。講師は苦手な部分をすぐに見抜きます。その部分こそ練習する部分でもあります。講師の話を聞き、自宅での練習時に効率的にその部分の練習をすると良いでしょう。
録音、撮影して客観的に確認する
自分の演奏を動画や録音し、定期的に確認することは大切です。客観的に聴くことで弾いている時には気づかない、つまずいている部分がわかるかもしれません。
目標を細かく決めている
3-2でもお話ししたように、目標を決めることが大切です。それはできる限り細かく決めること、クリアしたらその結果も記すと良いでしょう。目標を設定するということは、苦手な部分、自分ができない部分を知ることにも繋がり、効率良い練習の一歩になるでしょう。
地味な基礎練習を怠らない
基礎練習が大切な事はお話ししました。基礎練習は、地味で時につまらない練習です。派手な曲を敷けるわけでもありません。しかし、基礎練習は必ず演奏技術に役立ちます。疎かにせず、毎日コツコツ取り組むことが大切です。
効果的な練習をし上達速度を上げたいとき、ポイントを守ることは重要になってきます。
ピアノが上手くなる方法のまとめ
ここまでピアノが上手になる方法についてお話ししてきました。簡単にまとめてみます。
無駄な練習になっていませんか
練習はしているのに上手にならない場合、練習方法が間違っている場合があります。せっかく練習時間をかけているのに、無駄な練習になっていないか確認する必要があります。
ピアノが上手くなる練習方法
効率よく上手になる練習方法は、苦手な部分を知ること、ゆっくり何度もその部分を練習すること、基礎練習を怠らない、などです。また目標を立てることも大切です。まずは自分に必要な練習部分を知ることです。
ピアノが上手くなるポイント
レッスンを受けているのであれば講師の指摘はすぐ練習するようにしましょう。動画や録音で自分の演奏を聴いて確認するのも良いでしょう。また基礎練習は継続的に行いましょう。
これらの方法を行えば、必ずピアノは上手になります。ピアノはすぐには上達はしません。しかし、継続することで必ず弾けるようになり、目に見えて上達がわかります。コツコツと練習に取り組むことをおすすめします。