個人のピアノ教室のメリット、デメリットとは。失敗しないピアノ教室の選び方

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ピアノを弾いてみたい!と思ってみた時ピアノ教室を検索すると思います。その時にお気づきかもしれませんが、ピアノ教室には個人教室と大手教室とがあります。今回はその違いと、個人教室について詳しくお話ししたいと思います。個人ピアノ教室を経営している現役講師が、ピアノ教室の役割と、正しい教室選びを徹底解説します。

平田先生

私が詳しく解説します!

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大手と個人のピアノ教室の違い

大手と個人のピアノ教室にはいくつかの違いがあります。解説しますね。

カリキュラムの柔軟性

大手のピアノ教室では、標準化されたカリキュラムが組まれていることが多く、統一された教材や進度に従って指導が行われます。進み具合が一定で、どの講師でも同じ基準で教えられるという利点がありますが、個別のニーズに応じた柔軟な対応はやや難しいことがあります。個人教室は生徒の能力やペースに応じてカリキュラムを自由に調整できるため、柔軟な指導が可能です。生徒の目標や興味に合わせたカスタマイズがしやすく、個別の成長に合わせた指導が得られます。

講師の選択肢

大手教室は複数の講師が在籍しており、経験や実績に基づいた講師を選ぶことができることが多いです。ただし、担当講師が頻繁に変わる可能性があるため、一貫性が欠けることもあります。個人教室は基本的には1人の講師が長期間にわたり担当するため、安定した関係を築くことができ、生徒一人一人に合わせた細やかな指導が期待できます。しかし、講師の選択肢は限られます。

費用


大手は設備や教材が充実している一方、運営コストが高いため、個人教室に比べてやや費用が高いことがあります。また、入会金や管理費がかかることが多いです。個人教室は大手に比べて比較的リーズナブルな料金設定が多いです。レッスンの形式や回数に応じて柔軟に対応できるため、費用面でも柔軟さがあります。

設備の違い

大手は施設が充実しています。音楽に集中できる環境が揃っていることや、駐車場がしつかり管理されていることが多いです。個人教室は自宅で開催している場合がほとんどですから、その規模は大手には敵いません。施設には大きな違いがあります。

大手ピアノ教室は、標準化されたカリキュラムと充実した設備を持ち、多くの講師から選べる利点がある一方、個人教室は、柔軟で個別に合わせた指導が可能で、費用面でも比較的リーズナブルです。目的やニーズに応じて選ぶことが重要です。

個人教室のメリット

ピアノの個人教室には、「ならでは」のメリットがたくさんあります。私は個人教室を経営していますから、その良さをお伝えしたいと思っています。

個別対応の柔軟さ

個人教室では、生徒一人ひとりのレベルや目標に応じてカリキュラムを柔軟に調整できます。生徒のペースに合わせて進むため、技術や感性をじっくり伸ばせます。また、苦手な部分に特化した練習や、好きな曲を取り入れるなど、生徒のニーズに合わせたレッスンが可能です。

講師との一貫した指導関係

個人教室では、基本的に1人の講師が継続的に指導します。そのため、生徒の成長や進捗を長期間にわたって見守りながら、指導方針を適宜調整することができます。安定した指導環境が提供されるため、信頼関係が築きやすく、安心して学べます。

柔軟なスケジュール

個人教室では、レッスンの日時や頻度を比較的自由に調整できることが多いです。大手教室のように固定スケジュールではなく、生徒や保護者の都合に合わせた時間設定が可能なため、他の習い事や学校生活との両立がしやすくなります。

アットホームな雰囲気

個人教室は家庭的でリラックスした雰囲気が特徴です。生徒が気負わずにレッスンを受けられる環境が整っており、リラックスした状態で音楽に取り組めます。特に、初心者や小さな子どもにとって、この温かい環境は緊張をほぐし、音楽を楽しむ助けとなります。

ピアノ個人教室のメリットは、個別対応の柔軟さ、一貫した指導関係、スケジュールの柔軟性、そしてアットホームな雰囲気です。これらのメリットにより、生徒のペースに合わせた楽しい学びが提供されます。

個人教室のデメリット

ピアノ個人教室には多くのメリットがありますが、デメリットもいくつか存在します。

講師の選択肢が限られる

個人教室では基本的に1人の講師が全てを担当するため、講師との相性が合わない場合でも、他の講師に変更する選択肢が限られます。大手教室であれば複数の講師から選ぶことができる場合が多いですが、個人教室ではそれが難しいことがあります。

施設の充実度

個人教室は自宅で開催している場合がほとんどですから、生活感が見てとれたり、設備が不十分な場合があります。また、駐車場はないと思った方が良いでしょう。

引越しがあると、また別の教室を探すしかない

個人の先生に習っていて、ご家族の転勤やお引っ越しが決まった場合は、土地勘のないところで新たに次のピアノ教室探しをしなくてはいけません。大手の教室は、全国に教室展開していることが多く、引き継ぎはスムーズです。

講師都合の場合があること

個人教室は講師が1人のことがほとんどですので、この講師が体調不良などで休まざるを得ない場合、ピアノレッスンがストップしてしまいます。既婚されている講師の場合、妊娠、出産などの場合は避けて通れないかもしれません。

ピアノ個人教室のデメリットとしては、講師の選択肢の少なさ、設備やシステムの充実度などがあげられます。これらを理解した上で、自分や子どものニーズに合った教室を選ぶことが大切です。

ピアノ教室を選ぶ際のポイント

ピアノ教室を選ぶ際に重要なポイントを解説します。

講師の指導スタイルと相性

講師の指導方法が自分や子どもの目標や学び方に合っているかを確認することが重要です。たとえば、厳格な指導を好むか、楽しみながら学べる雰囲気を重視するかは人それぞれです。体験レッスンを受けることで、講師との相性やレッスンの雰囲気を確認するとよいでしょう。

カリキュラムや目標設定

教室ごとにカリキュラムの内容や進行ペースが異なります。例えば、趣味として楽しむのか、コンクールや試験を目指すのかによって、適した教室が異なります。長期的な目標に応じたカリキュラムがあるかを確認しましょう。また、レッスン内容が生徒のレベルに合わせて柔軟に対応してもらえるかも重要なポイントです。

教室の場所やスケジュールの柔軟性

自宅や学校、職場から教室までの距離や通いやすさも大きなポイントです。また、教室が提供するレッスン時間の柔軟性も重要です。忙しい生活の中で、習い事が無理なく続けられるように、レッスンの振替制度や予約の取りやすさも確認しておくと良いです。

料金体系と追加費用の確認

ピアノ教室の費用は教室によって異なり、月謝以外にも発表会費用や教材費などがかかることがあります。料金体系が明確で、自分の予算に合っているかを事前に確認することが大切です。また、特に大手の教室では入会金や年会費が必要な場合もあるため、総合的な費用を把握しておくことが必要です。

ピアノ教室を選ぶ際のポイントは、講師との相性、カリキュラムや目標の適合性、通いやすさやスケジュールの柔軟性、そして料金体系の確認です。これらを考慮し、自分や子どもに最適な教室を選ぶことで、楽しく効果的にピアノを学ぶことができます。

まとめ

ピアノ教室の個人、大手の違いと個人教室のメリット、デメリットをお話ししてきました。簡単にまとめてみます。

ピアノ教室、大手と個人の違いとは

ピアノ教室の大手、個人の違いは大きく4つあります。カリキュラムの違いや講師の体制、費用、施設の違いなどがあげられます。

個人教室のメリット、デメリット

個人教室にはたくさんのメリットがあります。それは講師との信頼関係の強さや、柔軟な指導や、カリキュラム、アットホームな対応などがあげられます。しかし、デメリットとしては講師の代わりがいないため、不安定なこと、引越し先でまた新たな教室を探さなければならないこと、施設の充実度が低いなどがあげられます。

ピアノ教室を選ぶ際のポイント

ピアノレッスンは講師との相性が1番です。指導方法と相性を必ず確認しましょう。また、レッスンスケジュールが合うかどうか、教室の規約が納得のいくものかなども大切です。費用面もしっかり確認しましょう。

個人ピアノ教室はピアノを習うために、たくさんの良いメリットがあります。しかし、大手にも良さはあり、どちらを選ぶのも個々のニーズに合わせて検討することが望ましいとおまいます。

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この記事を監修した専門家

平田みどりのアバター 平田みどり 絶対音感が身に付くピアノレッスン講師

ピアノ・リトミック教室HappyMusicのオーナー講師。4歳からピアノを始め、現役奏者の頃は年に100回近くのピアノ演奏、楽器店のミニコンサートへの出演などを行っておりました。
現在は千葉県柏市・我孫子市にあるHappy musicのオーナー講師として、リトミック、ピアノ講師として活動中。
幼稚園教諭免許・保育士免許・日本ジャックダルクローズ協会会員・リトミック認定講師資格・ベビーリズムマッサージ資格・ヤマハ指導グレード資格取得。

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