共働きでもできる!子供の習い事。諦めない、無理しない、習い事の通い方
子供に習い事をさせたい、でも共働き家庭にとって、子供の習い事を続けることは難しいと感じる場合がありますよね。しかし工夫次第で可能にする方法も多く存在します。共働き家庭でも、子供が習い事をできるいくつかのポイントやその例などを解説します。
共働き世帯、どうやって子供に習い事をさせればいいの?
共働き家族が直面する課題
共働き家族の実情は多様で、それぞれの家庭が異なる課題を持っています。共働き家庭が直面する一般的な課題と、それに対する工夫や対応策を紹介します。
時間の不足
仕事と家庭の両立が難しく、子供との時間が十分に取れないことが多いようです。家事や育児の時間を捻出するために、仕事から帰宅後も忙しい毎日が続きます。そうしたことから時間不足を感じることが多いようです。
家事・育児の負担
両親が共に働いているため、家事や育児の分担が必要ですが、どちらか一方に負担が偏ることがあります。特に子供が小さい場合、病気や学校行事などで仕事を調整する必要があります。
心理的なストレス
両親が常に忙しいため、ストレスが溜まりやすく、夫婦間のコミュニケーションが不足しがちです。子供に対して十分なケアやサポートができていないという罪悪感を感じることもあるようです。
共働き家族の割合
総務省統計局の「労働力調査」によると、2021年の日本における共働き世帯の割合は以下の通りです。
- 共働き世帯数: 約1183万世帯
- 共働き世帯の割合: 全世帯のうち約64.8%
近年の傾向
- 増加傾向: 1990年代以降、共働き世帯は増加し続けています。これは、女性の社会進出や経済的な必要性などが背景にあります。
- 地域差: 都市部では共働き世帯の割合が高い傾向にあります。都市部では教育や仕事の機会が多いため、共働きが一般的です。
共働き家族が直面する課題は多岐にわたりますが、工夫次第で多くの問題を解決することが可能です。家庭内の協力や外部のサポートを活用しながら、無理なく生活を続けることが大切です。
子供に習わせたい人気の習い事
子供に習わせたい人気の習い事は、親や子供の関心や将来の目標によりさまざまですが、一般的に人気のある習い事の例をあげてみます。
スポーツ系
- サッカー: チームスポーツとして協調性や体力を養うのに最適です。
- 水泳: 全身運動で体力増強や心肺機能の向上に役立ちます。
- テニス: 個人スポーツで集中力や瞬発力を鍛えることができます。
- 柔道・空手: 礼儀作法や精神力を養うことができ、護身術にもなります。
音楽・芸術系
- ピアノ: 音楽教育の基本として多くの親が選ぶ人気の習い事です。
- バイオリン: ピアノ同様、音楽教育の一環として選ばれます。
- 絵画・アート教室: 創造力や表現力を育むことができます。
- ダンス: バレエやヒップホップなど、リズム感や表現力を養います。
学習・知育系
- 英会話: グローバル化に対応するため、早期から英語に触れることを目的としています。
- 塾・学習教室: 学校の勉強を補完し、進学対策にも役立ちます。
- そろばん: 計算力や集中力を鍛えることができます。
- プログラミング: 近年のITスキル需要の高まりを受けて人気が上昇しています。
子供の興味や個性を尊重しながら、バランスよく習い事を選ぶことが重要です。親が積極的に関わり、楽しみながら続けられるようサポートすることも大切です。
共働きでも習い事を可能にする工夫
共働き家庭でも子供の習い事を可能にするためには、計画的なスケジュール管理やサポート体制が重要です。共働き家庭が習い事を無理なく続けるための工夫をいくつか紹介します。
休みを利用した日程の工夫
土日や、仕事が休みの日に開講している習い事教室を探し、習い事に充てることができます。負担がないよう家族で時間の計画をし、無理のないスケジュールを組みましょう。
送迎の工夫
近隣の親御さんと協力して交代で送迎を行う仕組みを作り負担を晴らしたり、公共交通機関やスクールバスの利用を検討し、子供が自立して移動できるようにします。また、自宅や学校から近い場所での習い事を選び、送迎の手間を減らします。今では保育園の課外授業の一環で、外部教室が入っていることもあります。保育時間内に習い事ができるシステムです。積極的に活用しましょう。
時間の有効活用
ピアノや英会話など、オンラインで受けられる習い事を選び、移動時間を省きます。また、仕事の時間を柔軟に調整できる場合は、習い事に合わせた勤務時間に変更することを検討するのも良いでしょう。
習い事の選び方の工夫
平日の夕方や週末に行われる習い事を選び、両親の勤務時間に影響を与えないように工夫したり、兄弟で同時間受講可能な教室を選び、時短を可能にするなど、習い事教室の対応も考慮し、工夫しましょう。
これらの工夫を取り入れることで、共働き家庭でも子供の習い事を無理なく続けることが可能になります。家族全員が協力し、柔軟な対応を心掛けることが重要です。
共働きでも無理なく続けられるポイント
共働き家庭が子供の習い事を無理なく続けるためには、いくつかのポイントに注意することが重要です。その具体的なポイントをまとめます。
頑張りすぎない
子どものためと、ついつい頑張りすぎてしまうことがあります。子どもにとって一番大事なことは「楽しい」という意欲です。親子のライフスタイルを崩してまで、子どもに習い事をさせようとしないことも大切です。家族にとって大切なことはなんなのか?を考え、ナーバスになってしまったときは「子どもは楽しんで取り組めているだろうか?」と自分自身に問いかけて、頑張りすぎないようにしましょう。
欲張らない
あれもこれも習わせたくなってしまうのが親の心情。しかし、欲張らず、絞って習い事をすることで、親子ともに無理なく続けることができるうえ、習い事にかかる過度な費用を抑えることもできます。
助けを借りる
祖父母や親戚に協力をお願いして、送迎や見守りをサポートしてもらえるようだったら、ぜひ検討してみましょう。また地域のファミリーサポートセンターや育児支援サービスを活用して、習い事の送迎や見守りをお願いしましょう。
共働き家庭でも子供の習い事を無理なく続けるためには、家族全員の協力と計画的なスケジュール管理が不可欠です。無理はせず、家族にとっての「楽しい」を最優先しましょう。
共働きでもできる習い事のまとめ
共働きでも、工夫次第で習い事は可能です。どんな工夫や対策があるかまとめてみました。
共働きでも習い事を可能にするポイント
習い事の時間帯、日程を選びましょう、さまざまな習い事教室がある中で、都合の良い時間、曜日の教室を選びましょう。また習い事の体制で時短ができる(兄弟同時に受講できるなど)教室を探しても良いかもしれません。送迎の負担を減らすために、近くの教室を選ぶ、交通機関で通える場所なども親の負担を軽減できます。
続けられるポイント
決して無理はしないことです。大切なのは家族が笑顔でいられること。その為には欲張らない、比べない、などを常に心がけましょう。また、積極的に周りの協力を借りましょう。
お子さんの将来のために、習い事をさせたい、しかし共働きで時間がない、諦めるしかない、と悲観せず、工夫次第でやりくりは可能です。それは、決して無理をすることではなく、理想の習い事教室を選んだり、周りの協力を借りたりしても良いんです。悔いのない子育てを選んで欲しいです。