2歳のとっておきの習い事。お子さんの可能性を引き出す習い事の選び方。
2歳児は、成長と発達が著しい時期で、「イヤイヤ期」とも呼ばれることがありますが、そんな2歳児の時期だからこそピッタリの習い事があります。2歳児の可能性を引き出す習い事と、その理由について詳しく解説していきます。
2歳児には可能性がいっぱい!才能を伸ばすのには最適期です。
2歳児の発達
2歳児の発達と特徴を紹介します。
言語の発達
2歳児は語彙が急速に増え、単語を組み合わせた簡単な文章を話すようになります。「ママ、これ!」や「もっと食べたい!」など、簡単な要求や感情を伝えることができるようになります。お歌を口ずさんだりして言葉を覚えたりもします。絵本や、歌にたくさん触れたり、会話を楽しむ時期でもあります。
自我の芽生えと自己主張
この時期は「自分でやりたい」という気持ちが強くなります。着替えや食事などを自分でやろうとする一方で、思い通りにできないとイライラしたり、「イヤイヤ!」と自己主張することが多くなります。これは、成長過程での重要なステップであり、自己認識や自立心の発達を示しています。
運動能力の発達
体の動かし方も大きく発達する時期です。走る、ジャンプする、ボールを投げる、階段を上るなど、基本的な運動能力が向上します。また、指先の動きも細かくなり、簡単な積み木遊びやクレヨンでのお絵かきができるようになります。こうした活動を通じて、体全体のバランス感覚や筋力が強化されます。
社会性の発達
2歳児は他の子どもや大人との関わり方を学び始めますが、まだ共有や順番を守ることが難しい時期です。しかし、少しずつ他の子どもとの関わりを楽しむようになり、遊びを通じて社会性が育まれます。また、親の言うことを理解し、簡単なルールや指示に従うこともできるようになります。
これらの特徴は、2歳児の成長過程で重要な要素であり、日々の生活の中でどんどん発達していきます。
2歳児におすすめの習い事「リトミック」
リトミックは音楽に合わせて体を動かすことで、リズム感や表現力を養う活動です。音楽を通じて楽しみながら、体の動かし方や音の感じ方を学べるため、2歳児にはぴったりです。また、親子で参加することも多く、親子の絆を深める機会にもなります。
リトミックがおすすめの理由
リトミックは音楽教育法の1つです。聴く、感じる、表現するを繰り返し行うことで、聴く力、考える力、自己表現をする力がまんべんなく育ちます。乳幼児かや幼児期にかけての聴力の目覚ましい発達時期にたくさんの音楽を聴くこと、感じることはあらゆる能力を伸ばすことにも通じます。また自己をありのまま表現できるのも幼児期の特徴です。そんな時期にピッタリな習い事はリトミックと言えるでしょう。
リトミックってどんなことをするの?
リトミックは音楽に合わせて体操したりお遊戯したりするもの、と勘違いされている方も多いのですが、それは違います。リトミックは音楽教育法の1つで、音楽のエネルギーを自身の体で体感することで、音楽を深く理解する狙いがあります。幼児のリトミックレッスンは具体的には、リズム、ダイナミクス、音の高低、フレーズ、ニュアンスなど多岐にわたります。ですから音楽の素地が形成され、その後の音楽活動に大きな影響を与えます。リトミックを経験するとしないでは、大きな違いが出ることは明らかです。
どんなリトミック教室を選べばいい?
様々なリトミック教室がありますが、選ぶポイントがあります。まず1つ目は「生の演奏で行っているかどうか」リトミックは即興演奏が大切です。音源がCDでは決められた動きになりかねません。講師が生の即興演奏でリトミックをしているかは重要なポイントになります。また、講師のベテラン度やカリキュラムの豊富さや、リトミック講師としての経歴なども重要です。これらのポイントは体験レッスンに参加することで明らかになります。ぜひ、体験レッスンに参加することをお勧めします。
可能性を伸ばすポイント
リトミックは正解、不正解を決めるお稽古ではありません。感じること、表現することを自発的に促す経験を積む体験です。繰り返し、経験することを繰り返して下さい。結果ばかりを求めず、「今日も経験が出来た!」と思えることが自然と可能性を伸ばすことにつながっています。
楽しみながらリトミックを学ぶことで、自然と興味や好奇心が育ち、次のステップにつながります。
リトミックを習わせて伸びる能力とは
リトミックは、音楽に合わせて体を動かすことで、さまざまな能力を伸ばすことができる教育方法でもあります。特に幼児期の発達に大きく関係します。リトミックで伸びる能力を紹介します。
表現力、感性の豊かさ
リトミックでは、音楽に合わせて自由に体を動かすことが求められます。このような活動を通じて、自分の感情やイメージを身体で表現する力が伸び、表現力と想像力が豊かになります。
音楽的な能力
幼児期から音楽に触れることで、音の高低や強弱、テンポの違いなど、音楽的な感性が養われます。音楽を聴くだけでなく、それに合わせて体を動かすことで、より深い音楽体験ができ、音楽への興味や感性が豊かになります。
音感の向上
乳幼児から幼児期にかけての時期は聴覚の成長が大きく、この時期にたくさんの音楽に触れること、音楽を聴き取ることを習慣的にしていると「音感」の能力が高まります。特に「絶対音感」は幼少期からの訓練で身につけることができるので、2歳からの音楽教育はとても重要です。
社会性の成長
リトミックはグループで行うことが多いため、他の子どもたちとの協力や一緒に楽しむ体験を通じて、自然にコミュニケーション能力が育まれます。また、親子で参加することが多いのでスキンシップとしての良い機会になります。
リトミックは、音楽を楽しみながら、体や心の多くの部分をバランスよく発達させることができる素晴らしい教育法です。
2歳児をリトミック教室に通わせる時のポイント
2歳児をリトミック教室に通わせる時の親御さんの心構えがあります。いくつかポイントをお話しします。
前向きな気持ち
2歳児は成長の過程から、イヤイヤ時期とも言われます。これは健全な成長の過程でもあります。リトミック教室に通う場合、うまくいかない日もあるかもしれません。しかし、そんな日も「そんな日もある」と前向きに捉えることが大切です。すぐに「向いていない」などと結果を出さず、のんびり付き合うことも大切です。そののんびりは1生の中のほんの一瞬なのです。
「今」を楽しむこと
リトミックレッスンでは、ぜひママ、パパも楽しんで参加して下さい。この時間だけは子どもと音楽を楽しもうという気持ちで参加することが大切です。お子さんも大好きなママ、パパの楽しい姿に嬉しくなるものです。「楽しい」の感覚は共有すると大きくなります。ぜひ、リトミックは親子で思いっきり楽しんで下さいね。
否定や、比べたりしない
リトミックは正解、不正解を都度決める習い事ではありません。繰り返して体験することで体の深くで理解をすることです。つまり、「出来ていない」「うちの子は他の子より下手」などといった評価はありませんし、しないで下さい。理解の速度も、感じ方も人それぞれです。何度も何度も経験し感じるトレーニングということです。
2歳児を持つ親御さんは、大変な場面も多くあると思います。しかし、我が子が「2歳」でいる時間はほんの一瞬です。成長と挑戦が同時に進行する時期と考え、親としては、忍耐強く、子どもの自立心を尊重しつつ、適切なサポートしてあげることが大切です。
まとめ
2歳児の特徴や、可能性を伸ばす習い事のお話をしてきました。簡単にまとめてみたいと思います。
2歳児の特徴とは
2歳児は、言葉や運動能力の発達が進み、自立心と好奇心が旺盛になる時期です。自己主張も強くなり、言語や運動能力が急速に発達する一方、感情のコントロールが難しい時期もあります。好奇心が旺盛で、「自分でやりたい」という自立心が芽生える時期です。
可能性を伸ばす習い事とは
2歳児の可能性を伸ばす習い事はズバリ「リトミック」です。リトミックは、音楽に合わせて体を動かすことで、リズム感や表現力、集中力、運動能力を楽しく養うことができ、幼児の成長に大きく影響する教育法です。子どもは遊び感覚で音楽に触れながら、想像力や社会性も自然に身につけることができるため、心身のバランスのとれた発達を促します。
2歳児にリトミックをさせる時のポイント
「イヤイヤ時期」でもある2歳児をリトミック教室に通わせる場合、焦らずのんびり楽しむことが大切です。リトミックは経験することでその力が後に大きく影響してきます。「今」の結果ではなく、経験できたことを励みにしましょう、そして、お子さんのペースに合わせ、付き合っていくことが大切です。
2歳児は、様々な成長が現れくる時期でもあります。リトミック教室に通い、同じ年代の親御さんと関わりを持ったり、ベテラン講師のアドバイスを聞いたりすることも、助けになるかもしてませんね。